物件情報
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所在地:愛知県名古屋市 地下鉄東山線沿い
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アクセス:名古屋駅から15分以内
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物件種別:アパートの1室
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利用用途:民泊(旅館業取得済み)
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売上高:年間500〜1,000万円
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営業利益:年間500〜1,000万円(月40万円程度)
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売却価格:1,500万円
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譲渡内容:設備・営業権・ノウハウ
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運営:Airbnb中心、清掃・運営代行は自社で継続可能
民泊適正評価
★★★☆☆(3.5/5)
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立地:◎ 地下鉄東山線沿い・名古屋駅圏内という好条件
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物件規模:△ アパート1室=収益の拡張性に限界あり
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営業利益:◎ 月40万円の実績あり
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初期費用:× 売却価格1,500万円はやや割高感あり
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依存リスク:△ 宿泊者の9割が訪日外国人=インバウンド依存強め
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運営体制:◎ 無人チェックイン・運営代行あり=初心者OK
契約前に確認するポイント
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物件賃料と光熱費が売上・利益にどう影響しているか確認
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旅館業ライセンスの有効性と移転可能性を行政でチェック
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レビュー実績・Airbnbアカウント評価の譲渡可否を要確認
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現地対応の有無(鍵の設置やトラブル対応)と費用負担の所在
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周辺に新規競合物件が増えるリスクや今後の再開発計画
周辺地域の平均稼働率(東海・名古屋エリア)
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全体平均稼働率:約60〜70%
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繁忙期(春〜秋):80%以上
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閑散期(1〜2月):50%以下になる傾向もあり
※訪日外国人の動向や国際イベント等で大きく変動
運営した場合の想定年間利益
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売上想定:月80万円 × 12ヶ月 = 960万円
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諸経費(清掃・管理費・消耗品・OTA手数料等):月40万円程度
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営業利益:約40万円 × 12ヶ月 = 480万円前後
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初期投資回収目安:1,500万円 ÷ 480万円 ≒ 約3.1年(理論値)
総評:良案件だが「利益=楽勝」ではない現実も直視を
名古屋のインバウンド需要は引き続き堅調で、立地・運営体制・集客力ともに完成度の高い物件です。ただし、1室あたりの収益には上限があり、複数物件と違って「スケールメリット」は望めません。加えて、売却価格1,500万円が妥当かどうかは稼働率の安定性とレビューの質、外部依存(Airbnb)リスクを総合的に判断する必要があります。
インバウンド回復期における民泊投資先としては魅力的ですが、「買って運営すれば確実に儲かる」とは言い切れません。特に、今後は円高やビザ規制、国際情勢による外国人旅行者の変動にも注意が必要です。