1. 物件概要
東京都葛飾区金町に位置する、専有面積21.00㎡の1Kアパート(2階建ての2階部分)です。1991年(築35年)に建築された物件ですが、宅配ボックスやオートロック、モニタ付インターホン、ディンプルキーなどセキュリティ面の設備が備わっています。
月額費用は賃料65,000円、管理費・共益費4,000円の計69,000円です。初期費用は敷金1ヶ月(65,000円)、礼金なし。不動産会社による仲介物件であり、民泊運用や事務所・SOHOとしての利用プランが相談可能となっています(※入居条件や特記にプロパンガス、ガスコンロ可等の記載がある一方、タイトルにオール電化の文言が含まれており、設備の詳細仕様は要確認)。
-
賃料 / 管理費等: 6.50万円/月 / 管理費等:4,000円/月
-
敷金 / 礼金: 1ヶ月(6.50万円) / なし
-
間取り / 専有面積: 1K / 21.00㎡
-
建物構造 / 所在階 / 築年数: 記載なし / 2階建の2階部分 / 築35年(1991年建築)
-
アクセス:
-
京成金町線「京成金町」駅 徒歩5分
-
JR常磐線(緩行)「金町」駅 徒歩6分
-
京成金町線「柴又」駅 徒歩12分
-
-
主要設備: バス・トイレ別、独立洗面台、温水洗浄便座、追焚機能、浴室乾燥機、室内洗濯機置き場、システムキッチン、エアコン、オートロック、宅配ボックス
-
初期物件取得費用(目安):
-
前賃料・管理費(6.90万)+敷金1ヶ月(6.50万)+礼金(0円)+仲介手数料(1.1ヶ月分・7.15万)+保証会社初回費用(賃料等の50%〜100%想定・約3.45万)+火災保険料(約1.80万)= 総額 約25.80万円前後
-
(※家賃1ヶ月分の敷金と仲介手数料が発生しますが、礼金が設定されていないため、都内の駅近物件として標準的な初期費用水準で確保が可能です)
-
-
情報公開日: 2026年6月14日
2. 物件のアドバンテージ:都内東部の複数路線アクセスと単身者向け民泊の適合性
-
「駅徒歩5分圏内」かつ3路線利用可能な好立地: 京成金町線およびJR常磐線の2駅へ徒歩5〜6分でアクセスできる立地です。常磐線各駅停車は東京メトロ千代田線へ直通しているため、大手町や日比谷、表札・赤坂といった都心ビジネス街へ乗り換えなしでアクセスできます。また、観光地として知られる「柴又」へも徒歩圏内であり、インバウンドを含めた観光・ビジネス双方の宿泊需要に対応可能な立地です。
-
単身・ペア層に訴求しやすい室内設備: 21㎡の1Kタイプでありながら、バス・トイレ別、独立洗面台、温水洗浄便座、追焚機能、浴室乾燥機といった水回り設備が揃っています。さらにオートロックやモニター付きインターホンが完備されているため、女性の単身旅行者やセキュリティを重視する滞在者に対して訴求しやすい内装構成です。
-
多様なターゲット設定と相談可能条件: 「外国籍可」「ペット相談可」「2人入居可」に加えて、民泊やSOHO、事務所としての用途が相談可能となっています。入居者の制限が少ないため、通常の賃貸市場で成約しにくい層をターゲットにしたハウスルールの構築や、特化型の運用を検討しやすい余地があります。
3. 運営に向けた実務チェックポイント:葛飾区の上乗せ条例とライフライン仕様の確認
本物件において住宅宿泊事業(民泊新法)を検討する場合、クリアすべき実務的な課題が3点あります。
-
葛飾区における民泊新法の上乗せ条例(曜日・地域制限): 東京都内の各自治体、特に23区内では、住宅宿泊事業法(民泊新法)に対して独自の上乗せ条例を設けているケースが多々あります。住居専用地域における平日の営業禁止や、学校周辺での営業制限など、葛飾区が定める最新の制限規約を保健所にて事前に確認し、年間180日の中で実質的に何日営業可能であるかを精査する必要があります。
-
記載内容(オール電化・プロパンガス)の不一致確認: 募集タイトルには「オール電化」とある一方、詳細な設備欄には「プロパンガス」「ガスコンロ可」との記載があり、情報の不一致が見られます。民泊運営における冬場の光熱費や給湯システムの維持コスト、あるいはIH調理器の設置要件に関わる部分であるため、実際の仕様がどちらであるかを仲介会社へ早期に確認する必要があります。
-
1K・21㎡における適正収容人数と消防設備: 専有面積21.00㎡の場合、民泊新法の居室面積基準(1人あたり3.2㎡以上、実質的には家具を除いた有効面積で算出)を考慮すると、適正な収容人数は2名(最大でも3名まで)に制限されます。また、共同住宅(アパート)の一室を民泊化する場合、建物全体の消防設備(自動火災報知設備等)の設置状況や、特例の適用可否について事前に消防署との協議が必要です。
4. 行うべき実務アクションと新法180日収支シミュレーション
月額の固定経費(家賃・管理費・水道光熱費等)を約9.0万円と想定し、2名収容の1K民泊として年間180日の営業を行う試算です。2年契約(24ヶ月)を基準に算出します。
-
ステップ1:葛飾区保健所・金町消防署での事前協議 アパートの2階部分において新法民泊の届出が可能か、上乗せ条例の制限範囲、および必要となる消防設備(特定小規模施設用自動火災報知設備など)の設置要件を確認します。
-
ステップ2:実際の設備仕様(電気・ガス)と民泊許諾範囲の書面確認 ライフラインの正確な仕様を確認するとともに、賃貸借契約書の特約に「住宅宿泊事業の実施を認める」旨を明記してもらえるか貸主側と交渉します。
-
ステップ3:収支シミュレーション(1K・2名収容・180日限定運用)
初期投資として、物件取得費用に約26万円。消防設備の導入および簡易的なインテリアのセットアップ(ベッド1〜2台、家電、リネン類)に44万円。総額「約70万円」を想定します。
毎月の固定経費は、家賃・管理費で6.9万円、光熱費・Wi-Fi代、OTA手数料、自主管理ベースの清掃費を合わせ、運営経費を年間平均で「約9.0万円/月(年間総経費:108万円)」と想定します。 「千鳥橋・大手町ライン直結のセキュリティ付き駅近1K」として、1泊あたりの平均客室単価(ADR)を「9,500円(清掃費除く・2名利用想定)」に設定します。 新法の180日枠のうち、年間140日の稼働(稼働率77%)を達成した場合:-
年間総売上: 9,500円 × 140日 = 1,330,000円/年(月平均 約11.1万円)
-
年間総固定費・維持経費: 約1,080,000円/年(月平均 約9.0万円)
-
年間実質手残り(純利益): 1,330,000円 - 1,080,000円 = 250,000円/年(月平均 約2.0万円)
年間約25万円の純利益水準となるため、初期投資額(約70万円)の回収期間は約2年10ヶ月(34ヶ月)を要する試算となります。民泊非稼働日(185日間)をペット同伴可の短期マンスリー(定期借家)として賃貸し、全体の稼働率と売上底上げを図る運用の複合化を検討する必要があります。
-
