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兵庫県神戸市垂水区|RC造(民泊可・3.3万円・19.32㎡・山陽垂水駅徒歩24分・1991年築)

1. 物件概要

兵庫県神戸市垂水区千代が丘2丁目に位置する、専有面積19.32㎡の鉄筋コンクリート造(RC造)4階建てマンションの3階部分です。備考欄に「民泊での利用相談可能」と明記されており、転貸による宿泊事業への参入が相談可能となっている公認案件です。 交通アクセスは、山陽電鉄本線「山陽垂水」駅から徒歩24分、JR山陽本線「垂水」駅から徒歩25分と、主要駅から距離がある郊外型の立地となります。

 

月額賃料3.30万円(管理費3,300円)という圧倒的な固定費の安さが最大の強みですが、公共交通機関からのアクセス性の低さと、住宅宿泊事業法(新法民泊)の年間180日制限の中でどのように稼働を担保し、不稼働赤字リスクを抑えるかが最大の焦点となります。

  • 物件名: エスコートパレス 3階 貸店舗(建物一部)

  • 物件URL: https://house.goo.ne.jp/rent/bb/detail/0/28108/6991059206/50108276/x06991059206.html

  • 賃料 / 管理費等: 3.30万円/月 / 管理費等:3,300円/月

    • ※総月額家賃は3.63万円となります。

  • 敷金 / 礼金 / 保証金: なし(0円) / なし(0円) / なし(0円)

  • 敷引・償却: なし

  • 間取り / 専有面積: 洋室7帖タイプ(ワンルーム仕様) / 19.32㎡

  • 建物構造 / 所在階: 鉄筋コンクリート造(RC) / 4階建の3階部分

  • 築年月: 1991年3月(築35年4ヶ月)

  • 現況 / 引渡可能時期: 空 / 即時

  • 契約期間: 2年(普通賃貸借契約、保証会社加入必須、火災保険要加入)

  • アクセス:

    • 山陽電鉄本線「山陽垂水」駅 徒歩24分

    • JR山陽本線「垂水」駅 徒歩25分

    • 山陽電鉄本線「霞ヶ丘」駅 徒歩27分

  • インフラ設備: エアコン、給湯、オートロック、バス・トイレ同室、トイレ、洗濯機置場(室内)、シャワー、都市ガス、駐輪場、バイク置き場、インターネット無料

    • ※「インターネット無料」は民泊運営において月々の通信費を圧縮できる有利なポイントです。

    • ※駐車場は無し(近隣含め要確認)。バイク置場・駐輪場(無料)あり。

  • 初期物件取得費用(目安):

    • 礼金(0円)+敷金(0円)+前家賃・共益費(3.63万)+コールセンター代(880円)+火災保険料(約2.00万)+初回保証料(月額総賃料の100%として約3.71万)+仲介手数料(1.1ヶ月分として約3.63万・税込)= 最低約11.97万円〜(※敷金・礼金がゼロのため、初期の物件取得費用は極めて低く抑えられます)

  • 情報更新日: 2026年6月10日

2. 物件のアドバンテージ:圧倒的な低固定費とインターネット無料によるコスト圧縮

  • 月額総家賃3.63万円という「極小の維持固定費」: 最大の強みは、家賃と管理費を合わせても毎月3.63万円という圧倒的なコストの低さです。万が一、ゲストからの予約が全く入らない月があったとしても、発生する赤字額が極めて小さいため、大都市圏の高額物件と比較して事業継続における致命的なリスク(資金ショート)を回避しやすい構造を持っています。

  • 敷金・礼金ゼロによる「スモールスタート」の実現: 敷金・礼金・保証金がすべて不要(なし)に設定されており、前家賃や仲介手数料を含めた物件取得費用は約12万円前後に収まります。20㎡未満の空間であるため家具家電投資も15万〜20万円程度で構築可能であり、総投資額30万円前後という極めて低い参入障壁で民泊ビジネスを開始できます。

  • ランニングコストを下げる「インターネット無料」と「RC造オートロック」: 個別契約すると毎月4,000円〜5,000円かかるインターネット費用が無料であるため、月々の維持費をさらに削ることができます。また、築35年ながらRC造でオートロックが完備されており、駐輪場やバイク置場が確保されているため、インフラ面の基本スペックはクリアしています。

3. 運営に向けた実務チェックポイント(駅徒歩24分の深刻な集客力不足と新法180日の制約)

  • 「垂水駅徒歩24〜25分」という立地がもたらす致命的な集客ハードル: 駅から20分以上離れた郊外の住宅地に位置しているため、一般の徒歩観光客(インバウンドを含む)をターゲットにした集客は極めて困難です。一般的な旅行者は駅から徒歩10分以内を基準にするため、ただOTA(予約サイト)に掲載するだけでは認知されず、深刻な「不稼働リスク」に直面します。「車・レンタカー移動の観光客」や「明石海峡大橋・淡路島エリアへのアクセス拠点」としてのニッチな需要、あるいは「長期滞在のビジネス・工事関係者」といった特定のターゲットに絞り込んだマーケティングが不可欠です。

  • 「住宅宿泊事業法(新法)」の180日制限に伴う収支上限: 兵庫県神戸市において特区民泊などの例外的な365日運用を適用しない場合、住宅宿泊事業法(新法)に基づく年間最大180日(月平均15日)の営業制限が適用されます。固定費が安いため赤字にはなりにくいものの、営業日数が半分に制限されることで、月間の売上上限も必然的に低くなります。180日制限の中で元本を回収しつつ利益を最大化する戦略が必要です。

  • 「19.32㎡・バストイレ同室(3点ユニット)」の収容人数限界: 専有面積が20㎡を下回り、洋室7帖というコンパクトなワンルーム仕様であるため、受け入れ人数は「最大2名(実質1名推奨)」が限界です。さらに水回りが「バス・トイレ同室(3点ユニットバス)」であるため、外国人ゲストからのレビュー(評価)が低くなりやすい傾向があります。客室単価(ADR)を高く設定することが難しいため、薄利多売、もしくは低コストを活かした長期滞在狙いへのシフトが求められます。

4. 行うべき実務アクション

本物件の検討を進めるにあたり、行うべき具体的な手続きは以下の通りです。

  • ステップ1:神戸市保健所および垂水消防署での「新法届出・消防適合」の確認 神戸市の生活衛生課等の窓口において、住宅宿泊事業法に基づく届出要件を確認します。特に住宅地(用途地域による)においては、条例によって新法民泊の営業日や期間に独自の上乗せ規制が課されている場合があるため、事前の確認が必須です。また、垂水消防署にて、RC造アパートの3階一部を宿泊用途にするための消防設備(特定小規模施設用自動火災報知設備、誘導灯などの必要性)を確認し、追加の防災改修費用を精査します。

  • ステップ2:ターゲットを絞った「移動手段(車・バイク・自転車)」への対応強化 駅から遠いデメリットを補うため、無料の「バイク置場・駐輪場」がある点を前面に押し出したリスティング(掲載ページ)を作成します。ツーリング客やサイクリスト(アワイチ・淡路島一周を目指す層)をターゲットにするためのプロモーションを企画します。また、物件自体には駐車場がないため、周辺にあるコインパーキングの空き状況や料金(24時間最大料金の有無)を徹底的に調査し、車利用のゲストに対して正確な駐車案内ができる体制を整えます。

  • ステップ3:低固定費から逆算する「損益分岐点(BEP)」と二毛作運用の計算 家賃・共益費3.63万円に、月額コールセンター代880円、水道光熱費の実費、システム利用料などを加算し、毎月の維持総経費を「約6.5万円/月」と想定して試算を行います。 1名〜2名収容のコンパクト民泊として、駅からの距離を考慮し、1泊あたりの平均客室単価(ADR)を「5,000円(清掃費等除く)」と低めに設定した場合、 【計算】:65,000円(維持費) ÷ 5,000円(単価) = 13日 住宅宿泊事業法の上限(月15日)に近い「月間13日の予約(稼働率約43%)」を確保できれば、毎月の維持固定費をトントンにすることができます。

    上限である月15日の満室稼働を達成した場合、月間売上は7.5万円となり、毎月の手残りは約1万円前後に留まります。初期投資(約30万円)の回収自体は1〜2年で可能ですが、労働対効果(清掃の手間など)を考慮すると、民泊単体での利益最大化には限界があります。
    そのため、民泊を営業できない残り期間を「マンスリーマンション」や「短期ビジネス賃貸」として貸し出す、あるいは「レンタルスペース」を兼ねた独自のハイブリッド運営(二毛作)を行い、非営業日の床を100%マネタイズする仕組みを構築することが、本物件を黒字化させる実務上の鍵となります。