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東京都豊島区・西巣鴨2丁目ワンルーム|11.95㎡|「風呂なし・共同トイレ」|豊島区の上乗せ条例の壁に阻まれる、超難関物件

1. 物件概要(スペックデータ)

  • 物件URL: goo住宅・東京都豊島区西巣鴨2丁目 ワンルーム(外部サイト)

  • 所在地: 東京都豊島区西巣鴨2丁目

  • 交通:

    • 都電荒川線「庚申塚」駅 徒歩1分

    • 都営三田線「西巣鴨」駅 徒歩8分

    • JR山手線「大塚」駅 徒歩12分

  • 民泊時の月額費用: 64,000円(民泊相談時は賃料57,000円+消費税5,700円、管理費1,300円+消費税130円として計算。※水道代は別途加算)

  • 初期費用: 約60万〜70万円(民泊時は保証金50万円(内償却3ヶ月分)への変更が必須)

  • 構造: 鉄骨造 3階建の3階部分 / ワンルーム(11.95㎡・和室6畳)

  • 築年月: 1965年3月(築61年3ヶ月)

  • 特筆事項: 民泊相談可(条件変更あり)お風呂なしトイレ共同、2025年6月内装リフォーム済み。


2. 激震。豊島区の新たな民泊「120日制限」ルール

豊島区が導入した新たな上乗せ条例のポイントは、これまでの23区の常識を覆すほど厳格です。

  • 営業日数の削減(最大120日): これまで国が定める上限である「180日」の営業が可能でしたが、条例改正により年間「120日」まで削減されました(当初案の84日から120日へ緩和されたものの、以前より3分の2に激減)。これにより、営業できる期間は「春休み・夏休み・冬休み」などの特定期間に事実上限定されます。

  • 既存施設への遡及適用: 「新しく申請する物件」だけでなく、すでに運営している既存の民泊に対しても一律でこの120日制限が適用されます。

  • 手続きの超厳格化: 周辺住民への事前説明会の開催義務化、町会への加入協議、海外オーナーの国内代理人設置などが義務付けられ、手続きコストも跳ね上がっています。


3. 住宅宿泊事業法(新法)による現実的な収支(上限120日フル稼働想定)

豊島区の厳しい事前住民手続きをクリアし、かつ新ルールの制限上限である年間120日を100%満室(フル稼働)させたという「最高の奇跡」を前提に試算します。 ただし、「11.95㎡」「風呂なし」「共同トイレ」という構造上、宿泊単価を上げることは不可能です。

  • 最大収容人数: 1名(面積規制により2名以上の収容は不可)

  • 想定宿泊単価: 4,500円

    • ※「シャワーも室内にない」「夜中に一度部屋を出て共同トイレに行く」というスペックを考慮すると、ゲストハウスの相部屋(ドミトリー)と同等以下の単価にしないと、そもそも予約が入りません。

  • 年間稼働日数: 120日(豊島区の条例上限マックス)

【年間収入】

  • 年間宿泊売上54万円(単価4,500円 × 120日)

【年間支出の計算】

  • 家賃・管理費(固定費): 76.8万円(民泊時:税込6.4万円 × 12ヶ月 ※水道代除く)

  • 光熱費・通信費: 12万円

  • 運営代行手数料(20%): 10.8万円

  • サイト手数料(15%): 8.1万円

  • 支出合計:107.7万円

【最終収支(120日フル稼働でも)】

  • 年間運営収支:▲53.7万円(赤字)

    • 営業日数が180日から120日に減ったことで、売上が激減。どれだけ頑張って満室にしても、毎年約54万円の赤字を垂れ流します。つまり、「得られる年間の売上(54万円)よりも、年間の家賃(76.8万円)の方が高い」という、営業を始める前から敗北が確定している数式になります。


4. 運営者の視点:なぜこの物件は「絶対に運営してはいけない物件」なのか?

 

① 営業できない残り245日間の工夫も難しい

年間365日のうち、民泊ができるのはわずか120日。残りの245日間(約8ヶ月)、この「風呂なし・共同トイレ」の部屋を埋める手段はありません。風呂無し・トイレ共同物件ではマンスリーマンションとしての転用も100%不可能です。

 

② 物件に対して高額な保証金50万円

備考欄の「保証金50万円(内償却3ヶ月分、税別)」という条件は、退去時に約15万〜20万円が確実に引かれることを意味します。この物件で、50万円の補償金はかなり高い部類に入るため、これを支払って赤字ほぼ確実な物件を契約する意味はありません。