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東京都渋谷区・神宮前5丁目 ビル/民泊可・民泊相談可物件の運営検討ガイド

物件情報

  • 物件名:神宮前5丁目ビル

  • 所在地:東京都渋谷区神宮前5丁目 (最寄:明治神宮前駅 徒歩5分、渋谷駅 徒歩8分、原宿駅 徒歩9分)

  • 賃料:139.92万円/月(管理費等なし)

  • 敷金・礼金:敷3ヶ月・礼1ヶ月

  • 延床面積:168.06 m²(用途:貸店舗)

  • 築年月:2001年9月(築24年3ヶ月)

  • 構造:鉄骨・3階建1階利用(1階/3階建)

  • 駐車場:付近にあり(無料)

  • 設備例:エアコン・給湯・トイレ2ヶ所・室内洗濯機置場・光ファイバー等

  • 備考:「民泊相談可※民泊利用の場合は条件変更有」 という記載あり

  • 契約形態:定期借家3年契約

(物件URLはこちら)
https://house.goo.ne.jp/rent/bb/detail/0/13113/1130074015/00786501/x01130074015.html


民泊適正評価

◎ 強み(良い点)

  1. 立地が抜群:明治神宮前・渋谷・原宿といった人気エリアの徒歩圏。観光インバウンド・国内旅行の需要が高く、集客ポテンシャルが大きい。

  2. 認知・アクセス:渋谷駅・原宿駅といったターミナル駅が近く、交通アクセス面でゲストの利便性高し。

  3. 設備・条件付きで民泊相談可:物件備考に「民泊相談可」の記載あり。用途変更・条件整備できれば民泊運営の可能性あり。

  4. 渋谷区の民泊市場が好調:たとえば渋谷区では平均稼働率81 %と高水準。minpakupro.com+2MINPAKU CHINTAI - オーナーのための民泊バイブル+2

△ 気になる点(注意・弱み)

  1. 賃料の高さ:月額139.92万円という賃料は、年間1,679万円超(139.92×12)という高額。運営コスト・固定費が非常に重くなる。

  2. 用途が「貸店舗」:居住用ではなく店舗用途。民泊運営できるかどうかの法的・構造的・管理的ハードルが高くなる可能性。民泊新法・地域条例・建物の用途規定を必ず確認。

  3. 定期借家契約(3年):3年という契約期間では、設備投資・準備コストを回収しつつ利益を出すには期間が短め。中長期で安定運営したいなら慎重に。

  4. 築年数24年超:2001年築ということで新築ではないため、設備・内装のリフォーム費用が別途必要となる可能性。

  5. 高家賃+運営コスト=利益出にくさ:賃料だけで年間1,679万円。さらに清掃・光熱費・運営代行・消耗品・税金などを加えるとかなりの売上が必要。

  6. 営業制限・届出リスク:エリアによっては民泊営業日数の制限(例えば住居専用地域・文教地区)や建物管理組合の規約、用途制限等があるため、営業可能日数が制限されれば収益が大きく減少。例:渋谷区では81%稼働が出せるという報告もありますが、これは条件が整っている場合。plays-inc.jp+1

総合的に見ると「立地・需要ポテンシャルは非常に高いが、コストもかなり高い=収益を出すためには相当な売上・稼働・単価設定が必要」という物件と言えます。


契約前に確認するポイント

  • 「貸店舗」用途から「宿泊施設(簡易宿所/住宅宿泊事業)」用途への変更可否:建築用途・防火規定・消防法・建築基準法・用途地域を必ず確認。

  • 民泊届出(住宅宿泊事業法・旅館業法)を行えるか、運営日数制限・周辺住民説明義務・管理体制構築が可能か。

  • 建物・室内の設備状態:築24年であるため空調・トイレ・配管・電気等に要改修の可能性。リフォーム費用を見積もる。

  • 稼働可能日数:制限区域かどうか、住居専用地域か文教地区か、年間営業日数・稼働率に影響する規制の有無をチェック。

  • 家賃・諸経費の設定:賃料139.92万円に加え、保証金・改修費・毎月・毎年の運営コスト(清掃・光熱・代行手数料・保険・法定費用)を見込む。

  • 契約期間:3年の定期借家という短めの契約。途中更新可否・再契約条件・賃料増減の可能性を確認。

  • 管理体制・近隣住民対応:特に渋谷区では周辺説明義務・24時間対応窓口・法定標識掲示などが求められるケース。minpakupro.com+1

  • 競合状況・価格設定:周辺民泊物件の宿泊単価・競争力・差別化ポイント(インスタ映え・ターゲット客層)を調査。

  • 安全・保険対応:宿泊運営となると火災保険・賠償責任保険・宿泊契約上の損害対策が重要。


周辺地域の平均稼働率

渋谷区の民泊市場では、平均稼働率 約81% という報告があります。minpakupro.com+1
ただし、この数値は「条件が整っている(許可・届出クリア・高需要エリア)」ケースを想定した数値です。実運営では立地・物件条件・運営力・価格戦略・営業可能日数が異なるため、80%超を必ずしも達成できるわけではありません。
保守的に見て、稼働率を 70~75% と想定するのが安全です。


運営した場合の想定年間利益

想定条件

  • 賃料:139.92万円/月 → 年間賃料約1,679万円(139.92×12)

  • 営業可能日数:365日(法規制・運営制限なしと仮定)

  • 客室(宿泊ユニット)数:貸店舗168 m²という面積から、例えば10ユニット(1泊あたり2~4名)を想定。※実際には改装必須。

  • 平均宿泊単価:渋谷区平均宿泊単価 約19,900円(報告値) minpakupro.com+1

  • 稼働率:保守的に70%と仮定(365日×10ユニット×70%稼働)

  • 年間売上 = 10ユニット × 365日 × 0.70 × 19,900円 = 約5,110万円(10 × 255.5日 × 19,900 ≈ 50.9百万円)

  • 年間固定コスト(賃料+管理・清掃・光熱・保険等)概算:

    • 賃料:約1,679万円

    • 清掃・光熱・消耗品・管理代行料:仮に年間300万円(毎月25万円)

    • 各種税金・保険・備品更新など:年間100万円

    • 合計固定コスト:約2,079万円

  • 年間粗利益(売上−固定コスト)=約5,110万円−約2,079万円= 約3,031万円

注意点

この想定はかなり「好条件+改修済み+運営効率良好」の前提です。実際は改装費、家具・備品代、届出代行手数料、集客・マーケティング費用、法制制限による営業可能日数制限などが加わります。
さらに、賃料が高いため、賃料比率として売上の約33%(1,679/5,110)を占めており、賃料がもう少し低ければより利益率が改善します。


想定利益が低い場合の改善アイデア

もし実際の運営で以下のような事情があれば、想定利益が大幅に下がる可能性があります:

  • 稼働率が70%未満になる(たとえば60%)

  • 宿泊単価が19,900円を下回る(17,000円など)

  • 営業可能日数が年間180日や200日程度に制限される(営業制限区域の場合)

  • 改装費・初期投資が多額にかかる

  • 運営管理費・清掃代・消耗品で想定以上のコスト増

こうした場合に利益を改善・確保するためのアイデアを以下に挙げます:

  1. 宿泊単価の引き上げ:特にインバウンド・若者・クリエイター層をターゲットにして、SNS映え・撮影スタジオ併設など付加価値を付ける。立地の強みを活かし単価を2~3万円以上に設定できれば収益性が上がる。

  2. 稼働率向上策:長期滞在プラン・平日割引・コラボキャンペーンなどを導入。リピーター・SNS拡散を狙う。

  3. 経費の最適化:清掃回数を工夫・自動チェックイン機能設置・光熱費節約設備導入などでランニングコストを削減。

  4. 用途の多様化:宿泊だけでなく、日中はコワーキング・撮影スタジオ・イベントスペースとして貸出し、稼働時間を最大化。特に店舗用途なのでこのハイブリッド利用が有効。

  5. 改装・設備投資効率化:改装費を抑えつつも、デザイン特化・テーマ化することでマーケティング効果を上げる。ソーシャルメディア活用で集客を強化。

  6. 営業可能日数の確保:地域条例や用途制限をクリアし、年間営業日数をできるだけ多く確保する。特例要件を満たし年間180日以上営業可能となれば収益改善に大きく寄与。


以上を踏まると、本物件「神宮前5丁目ビル」は確かに魅力的な立地・需要エリアではありますが、賃料という固定費のハードルが非常に高く、運営を成功させるためにはかなりの売上・稼働・単価・運営効率が求められます。もしこの案件を実際に検討される場合は、改装費・初期費用・営業制限・契約期間・想定稼働率を慎重に精査し、運営モデルをシミュレーションしてから進めることをおすすめします。