物件情報
-
所在地:愛知県名古屋市西区那古野2丁目
-
交通:地下鉄桜通線「国際センター」駅 徒歩8分、地下鉄東山線「名古屋」駅 徒歩11分、地下鉄鶴舞線「丸の内」駅 徒歩14分
-
使用部分面積:115.24 m²(約34.9坪)
-
建物構造/階数:RC造/4階建の2階部分
-
築年月:1990年4月(築35年8か月)
-
賃料:143,000円/月
-
管理費等:6,600円/月
-
敷金・礼金:なし/なし
-
保証金:2か月分(解約時100%償却)
-
引渡時期:2026年1月1日予定
-
備考:「民泊可能(応相談)」と明記。飲食は不可、駐輪場有(25,000円/月)あり。
- →詳細URL:https://house.goo.ne.jp/rent/bb/detail/0/23104/6988233089/40411323/x06988233089.html
民泊適正評価
良い点
-
駅近・名古屋駅徒歩圏という好立地。アクセス優。
-
建物は「店舗(建物一部)貸し」という契約形態が明示されており、用途変更が難しくとも“相談で民泊可”と明記されている点。
-
周辺エリア(名古屋駅〜那古野エリア)は観光・ビジネス両用ニーズが期待できる。特に名古屋駅利用客・出張者が取り込みやすい。
-
面積115 m²と比較的大きめ(複数室確保可)なので、複数ベッド運営やドミトリー形式・グループ利用対応などのバリエーションを持てる。
悪い点・リスク要因
-
建築築年数が35年以上。設備・内装・防音・断熱など、宿泊用途に適した改装コストがかかる可能性。
-
契約形態が“貸店舗”であり、旅館業・簡易宿所・住宅宿泊事業(民泊)への用途転用の許可・届出・仕様対応(消防設備・非常口・騒音対策等)にハードルがある。特に「建物一部」「店舗」→「宿泊施設」への変換には慎重な確認が必要。
-
保証金2か月かつ解約時100%償却という条件が経営負担となる。
-
賃料143,000円+管理費6,600円で、月額コストが約149,600円(賃料+管理費)となる。これは宿泊用途で利益を出すには“稼働”と“単価”が両立しないと採算が厳しい。
-
“応相談”という表現で「民泊可」ではあるが、実際に許可・仕様変更・近隣合意などが取れているわけではなく、運営可能性は契約前に必ず確認要。
-
駐輪場25,000円/月と別途コスト。利用しないなら一応コスト見込みから外せますが。
-
周辺に既存宿泊施設が多ければ競争激化の可能性。
以上を踏ま、民泊運営という意味では“好立地だがコストも高く、運営設計・集客がキー”という評価とします。
契約前に確認するポイント
-
用途変更・宿泊営業許可:この物件で「住宅宿泊事業」「簡易宿所」「旅館業」いずれか対応可能か、管理会社・オーナーに確認。消防・防火・非常口・共用廊下・騒音対策・換気など宿泊に必要な設備要件をクリアできるか。
-
近隣の住民・用途制限:店舗用途から宿泊用途に転用した場合、近隣からの苦情・地域住民とのトラブルリスク。特に民泊は住宅地用途でのトラブルが多いため、地域環境・過去の苦情履歴をヒアリング。
-
賃料・管理費+その他費用:月額賃料・管理費に加え、駐輪場等のオプション費、改装費、清掃費、光熱費、保険、IT回線、鍵交換・鍵管理費、備品費などを含めた月次コストを算定。
-
想定客単価・稼働率:この立地・物件タイプで1泊あたりどのくらいの料金設定が可能か、そして実際にどのくらい稼働率が見込めるか。平日・週末・繁閑期で差も出るため、自身で運営時の想定を立てておく。
-
改装・仕様変更の費用と期間:宿泊運営開始までに必要な内装・設備改修費用、工事期間やその間の賃料支払いの有無などを確認。
-
契約条件(保証金・償却・契約期間):保証金2か月・解約時100%償却という条件はかなり厳しめ。契約期間(2年)や更新条件、退去の際の原状回復範囲も確認。
-
集客導線・マーケティング:OTA(Airbnb・Booking.com等)や法人契約導線を確保できるか、近隣観光・ビジネス需要の裏付けはどうか。
-
競合状況・周辺宿泊施設:近隣エリアにどれだけ宿泊施設があるか、価格帯・稼働状況はどうか。差別化できるかを確認。
-
清掃・鍵管理・運営手間:面積が大きいため、ベッド数・清掃回数・鍵管理など運営コスト・労力が上がる可能性あり。アウトソーシング費用なども含めて検討。
周辺地域の平均稼働率
名古屋市圏域の民泊・宿泊施設市場では、駅近の観光・ビジネスエリアにおいて「年間稼働率 約80~85%」を想定できる、という分析があります。アメーバブログ(アメブロ)+1 本物件は名古屋駅・国際センター駅徒歩圏という利点を持つため、理想的には 稼働率80% を上限目安、保守的には 70%程度 を想定しておくのが実務的です。
運営した場合の想定年間利益
想定設定条件
-
月額固定コスト(賃料+管理費)= 143,000円 + 6,600円 = 149,600円 → 年間固定コスト:約1,795,200円
-
想定1泊あたり料金:仮に2万円/泊(複数室運営・グループ対応として大きめに設定)
-
年間稼働率:70%(保守的)
-
年間泊数:365日 × 0.70 = 255.5日 → 255日として計算
-
客数換算:複数室運営を想定し「1泊あたり1予約」で考えると、255 泊 × 20,000円 = 5,100,000円/年
-
年間収入:約5,100,000円
-
年間利益(粗利益):5,100,000円 − 1,795,200円 = 約3,304,800円
注意点
この想定では「清掃費・備品費・光熱費・保険・税金・空室期間・OTA手数料・運営代行費用」などは含んでいません。これらを保守的に年間500,000円~1,000,000円程度見積もると、実質利益は 年間約2,300,000円〜2,800,000円 程度と考えるべきです。よって「1年間で約230万円〜280万円の利益」が現実的なレンジです。
もし稼働率を80%と上げ、料金を2.2万円/泊にできたとしても、改装費・運営リスクを踏まえると「年間利益300~350万円」が上限目安となるでしょう。
想定利益が低い場合の改善アイデア
-
料金単価の引き上げ:大きめの面積(115.24 m²)を活かし、グループ利用・パーティー・セミナー・撮影用途など多目的利用を組み込むことで1泊料金を2.5万円以上に設定できる可能性あり。
-
平日利用促進:ビジネス出張・研修・法人契約を平日で押さえると、稼働率の底上げに繋がる。名古屋駅近の利便性をアピール。
-
長期滞在プランの導入:月単位・数週間単位で割引を含めた複合プランを設け、稼働率をより一定化。
-
清掃・運営コストの最適化:IoT鍵・セルフチェックイン・定額清掃契約などで人件費・清掃費を抑える。
-
差別化付加価値サービス:名古屋駅近・那古野地区の商店街(円頓寺本町商店街まで徒歩1分)など観光性を強化し、宿泊+地域体験プランを展開。
-
SNS・インフルエンサーマーケティング活用:グループ利用・撮影スタジオ・ライブ配信等を可能にする設備(リングライト・撮影用背景など)を整えて、追加収益化。
-
付帯収益の創出:駐輪場・駐車場・撮影機材レンタル・会議室利用など、宿泊以外の収益源を検討。
---
本物件は「立地・面積・アクセス」の観点では大きなポテンシャルがあります。ただし「賃料・固定コスト・用途転用のハードル・運営設計」の観点からはチャレンジングな側面も多く、実務を想定した計画が必要です。
