物件情報
-
所在地:北海道札幌市東区(詳細住所要確認)
-
交通:地下鉄南北線「札幌駅」徒歩約7分
-
構造:鉄筋コンクリート造10階建て
-
賃料:月額52,000円
-
管理費等:月額5,000円
-
間取り・面積:1R/約20㎡
-
築年数:築34年
-
用途:民泊運営・転貸利用についてオーナー・管理会社の承諾確認済みとの記載あり(運営代行指定あり)
民泊適正評価
✔ 良い点
-
立地・交通:札幌駅徒歩圏という稀有なアクセス。観光・ビジネス両方の需要を見込める。
-
“民泊利用可能”の明記あり:転貸・民泊運営に関してオーナー・管理会社の了承があるという記載がある点は安心材料。
-
管理物件・マンション構造(鉄筋コンクリート)で運営管理しやすい。
✘ 注意・問題点
-
面積が20㎡と非常に小さいため、宿泊可能人数・ターゲットが限られる(例:1〜2名)→宿泊単価上げに限界。
-
賃料+管理費=約57,000円/月。これをクリアして利益を出すには相応稼働と価格設定が必要。
-
築34年という築年数。設備更新や内装・水回りの修繕コストがかかる可能性あり。
-
運営代行指定あり(もしくは代行指定以外の場合賃料UPとの記載あり)→運営自由度・コスト面で制約あり。
-
20㎡クラスの物件はレビュー評価・差別化が難しい場合あり。競争激化リスクあり。
総じて「集客ポテンシャルは高いが、収益化ハードルも高い」物件と評価できます。
契約前に確認するポイント
-
管理会社・オーナーが民泊運営(家主不在型含む)を明確に許可しているか/賃貸契約の解除条件に“民泊不可”条項がないか。
-
指定運営代行会社の手数料・契約条件(代行指定で賃料UPありとの記載)を詳細確認。自社運営したい場合のコスト増も確認。
-
建物・室内の設備状態(築34年ゆえに水回り・給湯器・空調・インターネット環境等の更新履歴)を確認。追加改装コストがないか。
-
消防・建築・用途地域・近隣住民対策:札幌市の民泊届出・簡易宿所の要件を満たしているか。住民クレーム・条例制限の有無も確認。
-
清掃代・消耗品・光熱費・賃料以外の固定コストを見込んでシミュレーションを行う。
-
立地(駅近ではあるが、具体的な出口・商業施設・観光地へのアクセス時間)を現地で歩いて確認。観光ターゲット/ビジネスタ―ゲットの両面で集客ポテンシャルを評価。
周辺地域の平均稼働率
-
北海道・札幌市内の民泊平均稼働率として、「年間平均65〜70%程度」が目安として紹介されています。 民泊投資情報ナビ by 日本総政ファンド -民泊M&Aや運営について発信!+1
-
北海道のビジネスホテル稼働率データでは、2019年(コロナ前)75.8%、2023年70.6%と回復傾向にあります。 HotelBank (ホテルバンク)+1
-
ただし、最近は競合施設の増加や閑散期の落ち込みなどにより、「2024年7月時点では2023年を下回る稼働ペース」という報告もあり。 北海道札幌、ニセコ、富良野の民泊管理会社 | BreakOut(ブレークアウト)
-
総じて、札幌駅近エリアで設備・レビューがきちんとしていれば**60〜65%**前後でシミュレーションするのが現実的と考えます。
今回は保守的に「年間平均稼働率60%」を前提として想定します。
運営した場合の想定年間利益(現実的数字)
【前提条件】
-
賃料+管理費:57,000円/月 × 12 = 684,000円/年
-
光熱費・インターネット・消耗品等:月15,000円 ×12 = 180,000円/年(小規模物件の設定)
-
清掃代・リネン交換・清掃頻度想定:1清掃あたり5,000円、平均宿泊数=365日 × 稼働率60%=約219泊、清掃頻度=宿泊毎1回と想定→5,000円 × 219泊=約 1,095,000円/年
-
宿泊単価(平均)を仮に1泊10,000円(20㎡・駅徒歩7分という条件を考慮して抑えめ)
-
年間総宿泊収入=10,000円 × 219泊=2,190,000円
【概算収支】
-
総収入:2,190,000円
-
経費合計:賃料684,000円 + 光熱・消耗180,000円 + 清掃1,095,000円 = 1,959,000円
-
年間利益=2,190,000円 − 1,959,000円 = 約231,000円(税・その他運営手数料除く)
この条件では、年間利益は約23万円とあまり高くありません。更に運営代行を利用したり、宿泊単価・清掃回数が増えたり、閑散期稼働低下があれば利益圧迫のリスクがあります。
想定利益が低い場合は、改善するためのアイデア
-
宿泊単価の引き上げ:20㎡でもターゲットを「出張ビジネス・1名利用」「カップル向け」で限定し、1泊12,000〜15,000円に設定可能性を検討。内装・備品をグレードアップし、レビュー評価を高めて単価アップを目指す。
-
稼働率向上施策:閑散期(春・秋)のキャンペーン料金や長期滞在割引を設定。ビジネス利用・長期滞在者(ワーケーション)をターゲットにする。
-
清掃コスト最適化:清掃回数・清掃業者の見直し検討。例えば、滞在延長型にしてチェックイン/チェックアウト回数を減らす運用。
-
付加価値サービスの提供:Wi-Fi/ワークスペース完備、ビジネス向けデスクチェア、プロジェクタ設置(小規模ミーティング向け)など差別化。レビューを通じてリピーター・法人利用を増やす。
-
連泊・長期滞在ターゲット:1泊利用だけでなく、1週間〜1か月滞在の料金設定を設け、稼働の波を平滑化。
-
運営手数料見直し:指定代行会社の手数料・条件を他社と比較し交渉。可能であれば自主管理に切り替え、コスト削減。
