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【江戸川区小岩】民泊相談可!駅近1LDKで民泊運営は成り立つ?採算性を徹底検証

■物件情報

  • 所在地:東京都江戸川区東小岩6丁目

  • 交通:JR総武線「小岩駅」徒歩6分

  • 賃料:月額25万円

  • 敷金/礼金:2ヶ月/3ヶ月

  • 保証金/償却:なし/1ヶ月

  • 専有面積:49.74㎡(1LDK)

  • 構造:RC造3階建の1階部分

  • 築年月:1978年10月(築47年)

  • 契約期間:2年

  • 備考:民泊・旅館・簡易宿泊相談可/仲介手数料1.1ヶ月

  • 掲載URL物件詳細ページはこちら


■民泊適正評価

立地評価:★★★★★(5/5)
JR小岩駅から徒歩6分の好立地。東京駅まで約20分、新小岩・秋葉原・成田空港方面にもアクセス良好で、外国人観光客需要も見込めます。

建物・設備評価:★★★☆☆(3/5)
築47年と古いですが、RC造で遮音・耐震性は良好。内装リフォームが入っていれば清潔感を保てますが、原状次第では初期改修コストが発生します。

収益性評価:★★☆☆☆(2/5)
家賃が高く、民泊運営単体では利益を出すのが難しい水準。短期滞在+中期滞在を組み合わせる戦略が現実的。


■契約前に確認するポイント

  1. 民泊運営の法的可否
     江戸川区は特区民泊エリアではないため、旅館業(簡易宿所)許可が必要。現地の建築用途地域を確認しましょう。

  2. 防火・衛生設備の整備状況
     古いRC物件では、消防法の基準(非常灯・報知器・避難経路表示など)を満たす必要があります。

  3. 階下・隣接住戸への配慮
     1階とはいえ、生活音や出入りが多い民泊運営はクレームにつながりやすいため、管理会社との事前相談が必須です。


■周辺地域の平均稼働率

江戸川区(小岩・新小岩エリア)の民泊稼働率は約70〜78%(AirDNA・2025年推計)。成田空港や浅草方面に近い立地から、外国人利用が多く、週末はほぼ満室になるケースも。ただし、競合物件が多く、稼働率80%以上を安定して維持するのは難しいのが現実です。


■運営した場合の想定年間利益

  • 平均宿泊単価:13,000円/泊(2〜3名利用想定)

  • 稼働率:75%(約274泊/年)

  • 年間売上:約356万円

  • 年間賃料:300万円(25万円×12ヶ月)

  • 清掃費・光熱費・備品等:約80万円
     年間収支:▲24万円(ほぼトントン〜微赤)

収支上のポイント

  • 高稼働を維持できれば黒字化可能だが、1〜2ヶ月でも稼働率が下がると赤字転落。

  • 利益を出すには高単価設定(15,000円前後)+長期滞在型プランの導入が鍵。


■想定利益が低い場合の改善アイデア

  1. 1ヶ月〜3ヶ月の中期滞在向け(外国人・地方勤務者)に切り替え
     月15〜18万円のマンスリープランにすれば、安定収入を確保できる。

  2. 家具家電付き・Wi-Fi完備で「ワーケーション対応型」へ転換
     民泊+中期賃貸のハイブリッド運営で、空室リスクを軽減。

  3. 内装リノベで高級志向の短期民泊に差別化
     古い物件でも内装を一新し、「東京下町の隠れ家」などブランディングすることで単価アップが期待できる。

  4. リネン・清掃を自社管理または近隣委託でコスト削減
     清掃費が高い都心エリアでは、自主管理の工夫が利益率を大きく左右します。


■まとめ

この東小岩6丁目の物件は、立地の良さが最大の魅力であり、民泊運営としてのポテンシャルは高いです。
しかし、賃料25万円という高さと築古の改修リスクが大きなネック。
観光民泊一本では収益化が難しいため、短期+中期滞在のハイブリッド運営が現実的な選択肢です。
小岩駅周辺は外国人需要も強いため、「月単位の民泊」「出張ワーケーション滞在」など、ターゲットを明確にすれば十分に黒字化の余地があります。