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三重県伊勢市・五十鈴川駅周辺の平屋アパートで民泊開業は儲かるか?家賃5.2万円、フルリノベ物件の適正評価【民泊可・民泊相談】

物件詳細情報(民泊向け)

 

  • 物件種別: 賃貸アパート(木造平屋建て)

  • 賃料・管理費: 月額55,000円(家賃52,000円 + 管理費3,000円)

  • 初期費用: 敷金・礼金なし

  • 間取り・面積: 2SDK / 65㎡(ファミリー・グループ滞在に最適)

  • 築年数: 1973年3月築(築52年8ヶ月)

  • リフォーム: 2023年11月に水回り・内装・外壁をフルリノベーション済み

  • 交通: 近鉄山田鳥羽志摩線 五十鈴川駅 徒歩23分

  • 特徴的な設備: エアコン、バス・トイレ別、室内洗濯機置き場、駐車場あり(要確認)、広々ストックヤード

  • 利用条件: 民泊等商業利用可(条件は異なります)


 

民泊適正評価:メリットとデメリット

 

 

⭕ 良い点(メリット)

 

  • 圧倒的な低固定費: 月額5.5万円という安さで、年間66万円に抑えられるため、収益化のハードルが極めて低い。

  • フルリノベーション済み: 築古の最大の懸念点である水回りが新品同様で、高い清潔感をアピール可能。

  • 広さと間取り: 65㎡の2SDKは、伊勢神宮参拝のファミリーやグループ客(4〜6名)の需要にマッチ。

  • 駐車場とストックヤード: 車移動が前提の伊勢観光において、駐車場とバイク・自転車置場に使えるストックヤードは大きな強み。

 

❌ 悪い点(デメリット)

 

  • 立地の不便さ: 駅から徒歩23分と遠く、車を持たない観光客の集客は難しい。

  • 三重県条例による制限リスク: 物件が住居専用地域に該当する場合、平日(日・土・祝日以外)の営業が禁止される可能性がある。

  • 木造構造: 防音性が低く、隣接する住民との騒音トラブルが発生するリスクが高い。


 

想定収益シミュレーション(民泊新法:年間180日営業)

 

項目 想定数値 備考
年間営業日数 180日 民泊新法の上限日数
平均客単価 18,000円/泊 4〜6名利用の棟貸し価格を想定
年間稼働率(営業日換算) 55%(99泊/年) 伊勢市周辺の地域特性を考慮
年間売上 1,782,000円 18,000円 × 99泊
年間家賃(固定費) 660,000円 55,000円 × 12ヶ月
年間運営費用 445,500円 売上の約25%(清掃、手数料、光熱費等)
想定年間利益 676,500円 1,782,000円 - 660,000円 - 445,500円

 

【結論】低固定費を活かし、年間約68万円の利益が見込める

 

家賃が安いため、たとえ稼働率が55%と控えめでも、年間約68万円の安定した利益が見込めます。この物件は、高利回りを目指すというよりは、リスクを抑えた副収入を得る事業モデルに適しています。


 

収益最大化のための戦略

 

  1. 「車移動客」特化のブランディング:

    • 駅からの遠さを逆手に取り、「駐車場無料」「広々ストックヤード完備」を前面に押し出し、ファミリー層やバイカー、サイクリストといった車移動が必須の層に特化する。

  2. イベント需要と長期滞在の組み合わせ:

    • 伊勢神宮の祭事や、近隣の観光地(鳥羽・志摩など)のイベントを追いかけ、繁忙期には強気の価格設定(25,000円/泊以上)を行う。

    • 閑散期には「静かな環境でのワーケーション」をテーマに、長期滞在(ウィークリー/マンスリー)割引を提供し、稼働率の底上げを図る。

  3. 内装で和の差別化:

    • フルリノベーションの清潔感に加え、伊勢神宮周辺の雰囲気に合わせた**「和モダン」**な内装を意識し、写真映えする空間を作り込むことで、高単価でも選ばれる物件を目指す。