物件情報
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住所: 東京都中野区 (都営大江戸線 新江古田駅 周辺)
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交通: 都営大江戸線「新江古田駅」
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賃料・管理費: 賃料 約165,000円 / 管理費 0円
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敷金/礼金: 1ヶ月分 / 5ヶ月分以上
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間取り/面積: 1K / 約25㎡
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その他: 民泊許可物件、民泊利用の場合、条件が変わる可能性あり。
民泊適正評価
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良い点
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民泊許可済み: これが最大のメリットです。時間と労力がかかる行政の許可手続きを終えているため、即座に事業をスタートでき、許可が下りないリスクがありません。
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都心アクセス: 中野区は新宿に近く、都営大江戸線沿線のため、都心へのアクセスが良好で、インバウンド観光客からの安定した需要が見込めます。
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管理費なし: 毎月の管理費がゼロであるため、ランニングコストをわずかに抑えられます。
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悪い点
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賃料が高い: 25㎡の1Kとしては、月額165,000円という賃料は事業用としても非常に高額であり、利益を出すための大きな足かせとなります。
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礼金が高額: 礼金5ヶ月分(約825,000円)という初期費用は極めて高く、この初期投資を回収するのに時間がかかります。
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広さが限定的: 25㎡の1Kでは、宿泊定員は最大2〜3名が限界であり、高単価を狙いにくいため、高額な固定費をカバーするのが困難です。
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最終条件の不透明さ: 「民泊の場合は、条件が変わる可能性があります」とあるため、最終的な賃料や礼金がさらに上がるリスクがあります。
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契約前に確認するポイント
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最終的な賃料と礼金: 民泊利用における賃料、礼金、敷金の最終的な金額を書面で確定させましょう。賃料がさらに上がる場合、収益シミュレーションを再検討する必要があります。
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民泊許可証の確認: 既に許可を得ている場合、民泊新法に基づく**許可番号(届出番号)**および、宿泊定員を必ず確認しましょう。
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消防設備: 許可物件であっても、消防設備(自動火災報知設備、誘導灯など)が適切に設置され、維持されているかを内見時に確認しましょう。
周辺地域の平均稼働率
中野区は東京の中でも観光需要が高く、特に「許可物件」という優位性から、サイト上で予約が入りやすいと想定されます。ここでは、やや高めの**年間平均稼働率75%**でシミュレーションを行います。
運営した場合の想定年間利益
ここでは、宿泊定員を3名、1泊あたり12,000円と仮定し、賃料は165,000円で確定と仮定します。
結論:運営代行サービスを利用した場合、収益はほぼゼロか、わずかな赤字に陥ります。
想定利益を改善するためのアイデア(セルフ運営が必須)
この物件で利益を出すためには、高額な固定費を吸収するための徹底的なコスト削減が必須です。
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【最重要】セルフ運営への切り替え:
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運営代行費用(年間約65.7万円)を削減することが、この物件の黒字化に直結します。
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セルフ運営時の想定年間利益: 3,285,000円 - (3,292,000円 - 657,000円) = 約650,000円。
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この物件は、自力で運営することで初めて事業として成立すると言えます。
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高付加価値コンセプトの採用:
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「民泊許可物件」であることを最大限にアピールし、単価を13,000円〜14,000円まで引き上げます。
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25㎡という広さを活かし、「カップル向け」「ビジネスエグゼクティブ向け」など、少人数・高単価に特化したデザインとアメニティにすることで、高評価と単価向上を目指しましょう。
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長期滞在プランの提供:
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清掃回数とコストを減らすため、ワーケーション層や短期出張者向けの「週・月単位」の割引プランを設け、稼働の安定化を図りましょう。
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