物件情報
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住所: 東京都新宿区西新宿3丁目
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交通: JR山手線「新宿駅」徒歩13分
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賃料・管理費: 賃料 55万円 / 管理費 なし
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敷金/礼金: 110万円(2ヶ月) / 110万円(2ヶ月)
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間取り/面積: 1LDK / 80.82㎡
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築年月(築年数): 1975年1月(築51年)
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その他: 民泊等用途相談可、ペット相談、事務所相談、駐車場付戸建(※駐車場代については要確認)、定期借家3年、平屋
民泊適正評価
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良い点
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立地が最強: 新宿駅徒歩13分という立地は、都内の民泊物件の中でもトップクラスの集客力を誇ります。国内外の観光客、ビジネス客双方から高い需要があります。
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都心の一戸建て: 集合住宅が多い新宿で「一戸建て(平屋)」という点は、騒音問題のリスクを軽減し、プライベート性を重視する高所得層やファミリー層に非常に魅力的です。
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広い専有面積: 80.82㎡の1LDKという広さ(間取り詳細未記載のため仮定)は、大人数(6〜8名程度)の受け入れが可能であり、極めて高い宿泊単価を狙えます。
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駐車場付: 駐車場が付いている点(※要確認)は、都心では希少価値が高く、地方からの車利用のファミリー層にアピールできます。
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悪い点
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高額な固定費: 賃料55万円は、毎月の固定費として極めて高額であり、赤字リスクも大きいです。事業計画に失敗は許されません。
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高額な初期費用: 敷金・礼金がそれぞれ110万円(計220万円)と高額であり、事業開始時の資金調達が大きなハードルとなります。
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築年数の古さ: 築51年の木造平屋建てであり、建物の老朽化や耐震性、内装の魅力が劣る可能性があります。大規模なリフォームが必須となる可能性があります。
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定期借家契約: 契約期間が3年と定められており、長期的な安定運営を目指す場合、更新時の条件変更や契約終了のリスクを考慮する必要があります。
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契約前に確認するポイント
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民泊運営時の家賃・条件: 「民泊相談可」ではありますが、事業用としての賃料の変更(上乗せ)や、原状回復の範囲について、必ず書面で明確にしましょう。
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建物の状態と修繕: 築51年の木造平屋建てであり、構造の老朽化や、特に水回り・屋根の状態を専門家に診断してもらい、リフォーム費用を見積もりましょう。
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宿泊定員: 80.82㎡の広さで、消防法や民泊新法上の宿泊定員を何名まで設定できるか、新宿区の保健所などで確認しましょう。
周辺地域の平均稼働率
新宿区は、都内でも最も民泊需要が高いエリアの一つです。この物件は「一戸建て」という希少性も持つため、通年で非常に高い稼働率が期待できます。ここでは、現実的な想定として**年間平均稼働率85%**でシミュレーションを行います。
運営した場合の想定年間利益
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月額固定費用: 賃料 55万円
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年間固定費用: 55万円 × 12ヶ月 = 6,600,000円
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想定年間売上:
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1泊あたり40,000円(8名収容・高グレード・都心一戸建てとして)と仮定します。
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40,000円/泊 × 365日 × 85%(稼働率) = 12,410,000円
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年間運営費用(変動費):
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清掃・消耗品費: 1回あたり12,000円と仮定し、年間104回の清掃で1,248,000円
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運営代行費用: 売上の20%と仮定し、2,482,000円
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その他雑費(光熱費、修繕積立費等): 800,000円
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年間費用合計: 6,600,000円 + 1,248,000円 + 2,482,000円 + 800,000円 = 11,130,000円
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想定年間利益:
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12,410,000円(売上) - 11,130,000円(費用) = 1,280,000円
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このシミュレーションから、年間で約128万円の利益が出ることが想定されます。高額な賃料というハイリスク・ハイリターンな物件ですが、新宿という立地の強さと、一戸建てという付加価値を最大限に活かすことで、十分に利益が出ることがわかります。
想定利益を改善するためのアイデア
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徹底的なブランディングと高付加価値化: 「昭和レトロな隠れ家」「和モダンな都心の別邸」など、築51年という古さを活かしたコンセプトで内装をリノベーションし、差別化を図ることで、宿泊単価を5万円以上まで引き上げましょう。
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セルフ運営への切り替え: 運営代行費用(年間約248万円)を削減するため、清掃やゲスト対応を自社で行うことで、利益率を劇的に向上させることが可能です。
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企業・長期滞在に特化: 新宿という立地を活かし、企業の短期研修やワーケーション、海外の富裕層の長期滞在をターゲットに、月単位での割引を提供することで、清掃回数を減らし、安定した高収益を確保します。
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駐車場を収益化: 駐車場が無料である場合、ゲストに有料で提供することで、さらなる収益源を確保できます。