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家賃140万円!銀座の一等地で民泊は儲かる?東銀座駅徒歩2分のオフィスを徹底分析

物件情報

 

  • 物件名: 華立ビル

  • 所在地: 東京都中央区銀座3丁目13-19

  • 交通: 東京メトロ日比谷線 東銀座駅 徒歩2分

  • 賃料: 140万円

  • 管理費等: なし

  • 敷金/礼金: 6ヶ月分 / 1ヶ月分

  • 使用部分面積: 64.92㎡

  • 築年月: 2022年1月(築3年9ヶ月)

  • 特徴: 民泊使用等相談可能、銀座アドレス、エレベーターあり、定期借家5年

  • 掲載URL: https://house.ocn.ne.jp/tenpo/detail/4/1370190019571/137019/x41370190019571.html


 

民泊適正評価

 

 

良い点

 

  • 最高の立地: 銀座の一等地であること、そして東銀座駅から徒歩2分というアクセスは、国内外の観光客やビジネス客にとって最高の魅力です。

  • 築浅で清潔: 築3年9ヶ月と非常に新しく、モダンな内装や設備が整っているため、大規模な修繕が不要です。

  • 民泊への理解: 「民泊使用等相談可能」と明記されており、民泊事業の認可が下りやすい環境です。

 

悪い点

 

  • 圧倒的な賃料: 月額140万円という家賃は、通常の民泊事業では回収が非常に困難です。このコストを補うためには、超高単価かつ超高稼働率が必須となります。

  • 貸事務所物件: 元々が事務所のため、シャワーやキッチン、ベッドルームといった民泊に必要な設備が整っていません。これらの設備を整えるための大規模なリフォーム費用と時間がかかる可能性があります。

  • 定期借家契約: 契約期間が5年と定められているため、長期的な事業計画を立てる上での不確実性があります。


 

運営した場合の収支シミュレーション

 

この物件の最大の課題である高額な賃料を考慮し、収支シミュレーションを行います。銀座という立地を最大限に活かし、宿泊単価と稼働率を非常に高く設定した場合でも、収益化は難しいと想定されます。

  • 設定条件:

    • 1泊あたりの平均単価: 60,000円(高級路線を想定)

    • 年間平均稼働率: 75%

    • 年間運営日数: 365日

    • 年間家賃: 140万円 × 12ヶ月 = 16,800,000円

    • その他年間運営費: 3,000,000円(清掃費、消耗品、予約サイト手数料など)

  • 収支計算:

    • 年間売上: 60,000円 × 365日 × 0.75(稼働率) = 16,425,000円

    • 年間経費: 16,800,000円(家賃) + 3,000,000円(その他経費) = 19,800,000円

    • 想定年間利益: 16,425,000円 - 19,800,000円 = -3,375,000円

このシミュレーション結果は、この物件が民泊事業として運営した場合、年間約337万円の赤字になる可能性が高いことを示しています。高単価・高稼働率でも、賃料の高さが大きな壁となります。


 

この物件で民泊を成功させるには?

 

この物件で収益を上げるには、一般的な民泊運営とは異なる、以下のような大胆な戦略が必要です。

  • 超富裕層向けに特化: 一般の旅行客ではなく、VIPや富裕層をターゲットにした超高単価のサービスを提供します。1泊10万円以上の設定でも予約が入るような、唯一無二の付加価値を創出することが求められます。

  • リノベーション費用を徹底的に抑える: シャワーやキッチンを必要最低限に抑えるなど、初期投資を可能な限り削減します。

  • 宿泊以外の収益源を確保: 短期的な貸し出し(撮影スタジオ、会議室など)や、長期的な法人契約を組み合わせて、安定した収入源を確保することも検討できます。