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葛飾区金町駅の民泊可物件!築61年の古民家をリフォームした戸建て物件の魅力と注意点

物件情報

 

  • URL: https://house.ocn.ne.jp/chintai/detail/0/6987532268/00265103/x06987532268.html

  • 住所: 東京都葛飾区新宿5丁目

  • 交通: JR千代田・常磐緩行線 金町駅 徒歩11分、京成金町線 京成金町駅 徒歩11分

  • 賃料: 18万円

  • 敷金/礼金: 敷金1ヶ月/礼金1ヶ月

  • 間取り/広さ: 2LDK / 61.55㎡

  • 築年月: 1964年3月(築61年7ヶ月)

  • 備考: 事務所使用可、ルームシェア可、民泊・事務所・SOHO等お気軽にご相談ください、2025年6月新規リフォーム済み

  • 特記事項: 定期借家(3年)、浴室乾燥機、追焚機能、食器洗浄乾燥機付きシステムキッチンなど最新設備が充実

 

民泊適正評価

 

  • 良い点:

    • 家賃の安さ: 都心の一戸建てと比べて格段に安価な月額18万円という家賃は、安定した収益を確保する上で非常に有利です。

    • 民泊相談可: 契約段階から民泊としての利用が相談可能なため、物件探しで最もハードルとなる「オーナーの許可」をクリアできる可能性が高いです。

    • フルリフォーム済み: 築61年という古い建物ですが、内外装が全面的にリフォームされており、ゲストに清潔で快適な空間を提供できます。最新の設備も揃っているため、高評価に繋がりやすいでしょう。

    • 一戸建てであること: 近隣住民とのトラブルの原因になりやすい騒音問題も、一戸建てであれば軽減されるため、運営上のリスクが低いと言えます。

  • 悪い点:

    • 都心からの距離: 主要な観光地(渋谷、新宿、浅草など)からは電車で30分以上かかるため、一般的なインバウンド観光客の需要は都心部ほど高くありません。

    • 駅からの距離: 徒歩11分という距離は、荷物が多いゲストや、雨の日には少し不便に感じられるかもしれません。

 

契約前に確認するポイント

 

  1. 民泊の運営許可: 契約前に、葛飾区役所や保健所に民泊としての運営が可能か、どのような手続きや要件が必要かを確認しましょう。

  2. 定期借家契約の詳細: 契約期間が3年と定められているため、短期的な運営ではなく、中期的な事業計画を立てる必要があります。更新の条件や可能性についても確認しておくことが重要です。

  3. 周辺環境のリサーチ: 実際に物件を訪れ、徒歩11分という道のりや周辺のスーパー、コンビニ、飲食店などを自分の目で確認し、ゲストの利便性を確かめましょう。

 

周辺地域の平均稼働率

 

葛飾区の民泊市場は都心に比べて小規模ですが、堅調な需要があります。複数のデータによると、葛飾区全体の平均稼働率は70%〜77%程度と高い水準を保っています。金町エリアは、空港や都心へのアクセスも比較的良好で、特に「下町文化」や「ローカルな体験」を求めるゲストに人気があります。

 

運営した場合の想定年間利益

 

この物件は2LDKで、家族や少人数グループ向けの需要が見込めます。ここでは4名〜6名での滞在を想定します。

  • 想定宿泊単価: 1泊あたり25,000円

  • 周辺地域の平均稼働率: 75%

  • 想定年間売上: 25,000円 × 365日 × 75% = 684.3万円

次に、主な経費を計算します。

  • 年間家賃: 18万円 × 12ヶ月 = 216万円

  • 運営代行手数料: 売上の20%と仮定 → 684.3万円 × 20% = 136.8万円

  • 水道光熱費: 月4万円と仮定 → 4万円 × 12ヶ月 = 48万円

  • 清掃費: 1回1.5万円 × 年間稼働日数(365日 × 75% = 約274日) = 411万円

  • その他雑費: 月3万円と仮定 → 3万円 × 12ヶ月 = 36万円

  • 年間経費合計: 216万円 + 136.8万円 + 48万円 + 411万円 + 36万円 = 847.8万円

想定年間利益: 684.3万円(売上) - 847.8万円(経費) = -163.5万円

このシミュレーション結果は、清掃費が大きな負担となることを示しています。稼働率が高ければ高いほど、清掃コストも上昇するため、この物件の運営は経費コントロールが鍵となります。

 

想定利益が低い場合の改善アイデア

 

上記の計算では赤字となりましたが、収益を改善するための方法はいくつかあります。

  1. 清掃費の削減: 自身で清掃を行う、あるいは清掃業者と料金交渉を行うことで、最大のコストである清掃費を大幅に削減できます。特に小規模な物件のため、自力での清掃も十分に可能です。

  2. ターゲットの再設定: 一般的な観光客だけでなく、東京理科大学の学生や保護者、ビジネス出張者、近隣に住む家族の来客など、地域に根ざした需要を掘り起こすことで、安定した予約を確保できます。

  3. 複数用途での利用: 「事務所使用可」「ルームシェア可」という特性を活かし、民泊としての利用がない日は、リモートワーク向けのシェアオフィスや、写真撮影、小規模な集会スペースとして時間貸しを行うことで、収益の多様化を図れます。

  4. 宿泊単価の見直し: 競合物件の価格設定を詳細にリサーチし、価格を少し上げることで、利益率を改善できる可能性があります。特に週末や祝日、近隣のイベント時には高めの価格設定に挑戦してみましょう。