物件情報
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住所: 千葉県長生郡長南町芝原
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交通: JR外房線「茂原」駅 7.2km / JR外房線「上総一ノ宮」駅 7.4km
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価格: 1,850万円
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土地面積: 957.21㎡
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建物面積: 265.60㎡
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種別/階数: 中古戸建 / 2階建
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築年数: 1986年9月(築38年)
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間取り: 9LDK
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特記事項: 民泊・事業用歓迎、車庫付き、複数台駐車可能
民泊適正評価
この物件は、都心からのアクセスは不便なものの、独自のコンセプトで高収益を目指せるポテンシャルを秘めています。
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良い点:
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広大な空間: 9LDK、265.60㎡という広さは、大人数の宿泊や、複数の家族連れにも対応できます。
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民泊歓迎: 明確に「民泊・事業用」として利用が推奨されており、安心して事業計画を立てられます。
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広大な敷地と駐車場: 957.21㎡の土地と、車10台以上駐車可能なスペースは、車で来るゲストにとって大きな魅力です。
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田舎暮らしの体験: 一面に田園風景が広がる立地は、都心からのゲストに非日常的な体験を提供できます。
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売買物件: 賃貸ではなく購入物件のため、リノベーションを自由に行うことができ、長期的な資産形成にもつながります。
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悪い点:
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駅からの距離: 最寄りの駅まで7km以上と遠く、車が必須となります。電車で来るゲストの集客は難しいでしょう。
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築年数の古さ: 築38年と古く、内装や設備の老朽化によるリフォーム費用や修繕リスクが懸念されます。
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需要の限定性: 地方の田園地帯であるため、都心の物件ほどの高い稼働率は期待できず、ターゲットを絞り込む必要があります。
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契約前に確認するポイント
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民泊利用時の詳細条件: 住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく届出が可能か、自治体の条例などを事前に確認しましょう。
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リフォームの範囲と費用: 築年数が古いため、内見時に建物の構造や水回り、電気設備の状態をすべて確認し、民泊運営に必要なリフォーム費用を事前に見積もることが重要です。
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集客方法: 駅から遠いため、SNSやブログなどで物件の魅力を発信し、ターゲットとなるゲスト(ファミリー、グループ、ワーケーション利用者など)にアピールする計画を立てましょう。
周辺地域の平均稼働率
この物件がある長南町は、東京や大阪のような主要な観光地ではありません。そのため、高い稼働率は期待できず、**年間稼働率は30%〜40%**と想定するのが現実的です。
運営した場合の想定年間利益
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想定年間売上:
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9LDKという広さを活かし、1泊あたりの宿泊単価を35,000円、定員を12名と仮定します。
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年間稼働率35%と仮定: 365日 × 0.35 = 約128日
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年間売上: 35,000円 × 128日 = 約448万円
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想定年間経費:
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運営管理費(売上の20%と仮定): 448万円 × 0.2 = 89.6万円
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光熱費・インターネット費など: 月4万円と仮定 = 48万円
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固定資産税など: 年間10万円と仮定
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その他費用(保険、消耗品、清掃費など): 15万円
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合計経費: 約162.6万円
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想定年間利益:
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年間売上(448万円)- 年間経費(162.6万円)= 約285.4万円
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注意点: 上記は初期費用(物件購入費、リフォーム費用など)は含んでいません。
想定利益をさらに高めるためのアイデア
この物件は、独自のコンセプトを打ち出すことで、収益をさらに伸ばすことができます。
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ターゲットの明確化:
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「大人数で楽しめる農家体験」「ファミリー向け」など、明確なコンセプトを打ち出し、特定のニーズを持つターゲット層に強くアピールしましょう。
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付加価値の提供:
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広大な敷地を活かし、バーベキューセットや焚き火台のレンタル、菜園での野菜収穫体験など、都会ではできない特別な体験を提供することで、宿泊単価を上げることが可能です。
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多角的な収益化:
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宿泊だけでなく、平日はレンタルスペースや撮影スタジオ、イベント会場として貸し出すことで、収益の間口を広げることが可能です。
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