物件情報
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所在地: 愛知県名古屋市中区新栄3丁目
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交通: JR中央線・地下鉄東山線「千種」駅 徒歩6分
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賃料: 35.2万円
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共益費: なし
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敷金/礼金: 1ヶ月 / 2ヶ月(償却100%)
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間取り/専有面積: 1フロア1戸 / 84㎡
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種別/築年数: 旅館 / 2019年1月
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特記事項: 民泊・転貸・法人契約OK、家具・家電付き、1フロア1住戸、引き渡しまで約3ヶ月
民泊適正評価
この物件は、高額な賃料を払ってでも運用する価値のある、優れたポテンシャルを秘めています。
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良い点:
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抜群の立地とアクセス: 名古屋の中心地である中区に位置し、千種駅から徒歩6分という好立地は、ビジネス客や観光客双方にとって非常に魅力的です。名古屋駅や栄駅にもアクセスが良く、集客に困ることはないでしょう。
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旅館仕様の広々空間: 84㎡という広さは、大人数グループやファミリー層の宿泊に最適です。一般的な賃貸物件よりも定員を多く設定できるため、宿泊単価を高く設定できます。
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初期投資を抑えられる: 築2019年と新しく、内装や設備がきれいなだけでなく、家具家電が揃っているため、入居後すぐに営業を開始できます。これは、初期投資を抑えたい事業者にとって大きなメリットです。
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悪い点:
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賃料の高さ: 月額35.2万円という賃料は、収益化の大きなハードルとなります。高い稼働率と宿泊単価を維持しなければ、安定した利益を出すことは難しいでしょう。
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敷金償却100%: 敷金1ヶ月分が全額償却されるため、退去時に敷金が返還されません。
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引渡しまでの期間: 契約から引き渡しまで約3ヶ月かかるため、すぐに運営を開始したい事業者には向いていません。
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契約前に確認するポイント
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旅館業法許可の詳細: すでに旅館として運営されているとのことなので、旅館業法に基づく許可が取得済みか、またその許可を承継できるのかを必ず確認しましょう。
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引き渡しまでの期間: 契約から引き渡しまでの約3ヶ月間、賃料やその他の費用が発生するのか、事前に明確にしておく必要があります。
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償却と原状回復義務: 敷金償却100%に加え、退去時の原状回復義務がどこまで求められるのかを、書面で確認しておきましょう。
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保証会社費用: 保証会社の初回保証料は賃料の100%(約35.2万円)と高額です。年間の保証会社更新料なども事前に確認しましょう。
周辺地域の平均稼働率
名古屋市は、ビジネスや観光の拠点として、国内外からの需要が非常に高いエリアです。特に中区は、名古屋の中心部に位置するため、ホテルや民泊の競争が激しい一方、高い稼働率を維持できるポテンシャルを持っています。この物件の立地や広さを考慮すると、年間稼働率は80%以上と、高い水準を期待できます。
運営した場合の想定年間利益
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想定年間売上:
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1フロア1住戸、84㎡という広さから、宿泊単価を1泊40,000円、定員を8名と仮定します。
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年間稼働率80%と仮定: 365日 × 0.8 = 約292日
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年間売上: 40,000円 × 292日 = 約1,168万円
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想定年間経費:
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年間賃料(35.2万円 × 12ヶ月): 422.4万円
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運営管理費(売上の20%と仮定): 1,168万円 × 0.2 = 233.6万円
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光熱費・インターネット費など: 月4万円と仮定 = 48万円
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その他費用(保険、消耗品、清掃費など): 30万円
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合計経費: 約734万円
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想定年間利益:
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年間売上(1,168万円)- 年間経費(734万円)= 約434万円
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想定利益をさらに高めるためのアイデア
この物件は、賃料が高い分、収益を最大化するための戦略が不可欠です。
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ターゲットの明確化:
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広々とした空間を活かし、家族旅行や大人数でのグループ旅行、または複数人で長期出張に来るビジネスマンなど、高単価でも集客できる層にターゲットを絞りましょう。
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旅館仕様を最大限にアピール:
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「1フロア1住戸」というプライベート感を強調し、ホテルにはない特別な滞在体験をアピールしましょう。内装を和風に統一したり、日本文化の体験プランを提供したりするのも効果的です。
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多拠点運用を検討:
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高額な賃料の物件は、収益が安定すれば大きな利益を生み出します。この物件での運営が成功した場合、同様の物件を複数運用することで、さらなる収益拡大を目指せます。
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