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【小樽市長橋】民泊相談可|家賃5万円の2世帯住宅で民泊運営は可能か?現実的に採算を検証

物件情報

  • 所在地:北海道小樽市長橋5丁目

  • URL物件詳細(ジモティー)

  • 最寄り駅:JR函館本線「小樽駅」

  • 家賃:5万円(※民泊利用時は割増の可能性あり)

  • 敷金・礼金:敷金1ヶ月、礼金なし

  • 構造:木造2階建

  • 面積:約159㎡(1階81.81㎡/2階約77㎡)

  • 間取り:1階・2SLDK(浴室あり)、2階・2SLDK(浴室なし)

  • 設備:1・2階にキッチン・トイレあり

  • 備考:DIY可(仕上げ材のみ)、ペット可(原則2頭まで)、民泊利用相談可、直接契約(仲介手数料不要)


民泊適正評価(5段階評価)

  • 立地評価:★★☆☆☆(小樽駅からやや遠い)

  • 収益性:★★★☆☆(家賃は格安だが集客不安)

  • 改装自由度:★★★☆☆(DIY可能だが一部制限あり)

  • 建物の快適性:★★☆☆☆(2階に浴室なし)

  • 初期投資のハードル:★★★★☆(低家賃・仲介手数料なし)

総合評価:2.8 / 5.0(挑戦者向け)


契約前に確認するポイント

  • 民泊利用時の家賃増額条件:具体的な割増額が明示されていないため、運営前に必ず家主と詳細を詰めておくべき。

  • 最寄り駅からの距離と交通手段:JR小樽駅からの距離・バス便・観光客のアクセス手段を事前に調査。

  • 2階に浴室がない点の影響:2世帯利用を想定する場合に水回りの快適性が劣る。リフォームの可能性も検討すべき。

  • 許認可と消防法対応:戸建て民泊として合法的に運営するためには、用途地域や消防設備の対応が必要。


周辺地域の平均稼働率(小樽市エリア)

  • 平均稼働率:45〜55%(札幌より低め)

  • 観光シーズン(夏季・冬季)には上昇傾向あり

  • 長橋エリアは観光中心地からやや離れているため、中心部と比較して稼働率は劣ると想定


運営した場合の想定年間利益

  • 宿泊単価:8,000円(最大4〜6人想定)

  • 稼働率:45%(観光動線外エリア)

  • 月間売上:8,000円 × 14泊 = 約11.2万円

  • 年間売上:約134万円

  • 年間家賃:5万円 × 12ヶ月 = 60万円

  • 粗利:約74万円/年(運営コスト別途)

※民泊用のリフォーム費用・備品・清掃・光熱費・予約サイト手数料などが年30〜40万円ほどかかると仮定すると、年間純利益は約30〜40万円と想定


想定利益が低い場合の改善アイデア

  1. 2階をマンスリーマンション用途に:浴室がなく短期民泊に不向きな2階は、家具付きの長期滞在向け住居として賃貸。収入の分散と安定を狙う。

  2. ワーケーション需要を取り込む:自然環境を活かし、都市型リモートワーカーやアーティスト向けの“暮らす宿”をテーマに。

  3. 地元体験型コンテンツを組み込む:観光地から離れている分、「地元の暮らし体験」が売りになる可能性。釣り体験やローカル料理教室などをセット販売。


まとめ(率直な評価)
家賃5万円という破格の条件は大きな魅力ですが、観光地中心部からの距離・建物の水回り設備・浴室の不備など、そのままでは民泊運営に不向きな点も目立ちます。DIY可能であることを活かし、用途やターゲットを柔軟に工夫する必要があります。
民泊を始めてみたい方には、「小さく試してみる」には適したチャレンジ物件とも言えますが、収益化を本気で目指すには改装・戦略面での工夫が必須です。