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【名古屋市西区】民泊相談可|花の木2丁目・築60年超ビルで民泊運営は可能か?辛口検証!

物件情報

  • 所在地:愛知県名古屋市西区花の木2丁目

  • URL物件詳細はこちら(OCN不動産)

  • 交通:名古屋市鶴舞線「浄心」駅 徒歩6分/「浅間町」駅 徒歩11分

  • 家賃:33万円

  • 敷金・礼金:敷金なし/礼金1ヶ月

  • 保証金:通常3ヶ月(民泊利用時は5ヶ月)→ 165万円

  • 使用部分面積:221.38㎡(約67坪)

  • 土地面積:133.41㎡

  • 構造・築年数:RC造3階建/1962年築(築62年8ヶ月)

  • その他:バス・トイレ別、南向き6.0m道路接道、隣地駐車場(縦列3台)月4万円、用途地域:近隣商業地域


民泊適正評価(5段階評価)

  • 立地評価:★★★☆☆(駅近だが観光地ではない)

  • 収益性:★☆☆☆☆(家賃・保証金が重い)

  • 改装自由度:★★★★☆

  • 建物の老朽度:★☆☆☆☆(築60年以上)

  • 初期投資のハードル:★☆☆☆☆(保証金+リノベ費用)

総合評価:2.2 / 5.0(かなり厳しめ)


契約前に確認するポイント

  • 老朽化による改修コスト:築62年のRC造という点で、内装だけでなく電気・水回り・外壁などに大きな改修費が必要となる可能性あり。

  • 用途地域は「近隣商業」:民泊用途自体は合法にできる可能性が高いが、消防法・建築基準法による制限への対応が必要。

  • 保証金が非常に高額(5ヶ月=165万円):初期費用が重く、資金に余裕のある投資家向け。

  • 周辺需要の見極め:観光エリアではないため、長期滞在・出張・病院付き添い客などターゲットを明確にする必要あり。


周辺地域の平均稼働率(名古屋市西区・民泊関連データより)

  • 稼働率:約40〜50%(短期宿泊メイン)

  • 名古屋駅圏からやや外れる西区では、中央区や中村区に比べて需要はやや低め

  • ビジネスホテルやウィークリーマンションとの競合も多く、差別化が重要


運営した場合の想定年間利益

  • 想定宿泊単価:10,000円(最大10人程度収容想定)

  • 稼働率:45%(名古屋西区想定)

  • 月間売上:10,000円 × 14泊 × 12ヶ月 ≒ 168万円

  • 年間売上:約168万円

  • 家賃:33万円 × 12ヶ月 = 396万円

  • 赤字:約228万円/年(初期改装費+光熱費・清掃費別)


想定利益が低い場合は、改善するためのアイデア

  1. 1棟まるごとリノベしてテーマ型宿に:昭和レトロ・インバウンド向けゲストハウスとしてリノベし、唯一無二の施設に。インスタ映え重視で宿泊単価アップを狙う。

  2. 民泊+レンタルスペースのハイブリッド型:日中はキッチンスタジオや会議室、撮影スタジオとして貸し出し、副収入を確保。

  3. 企業研修・合宿向け長期貸し:短期ではなく長期滞在に対応し、安定稼働を目指す。


まとめ(率直な評価)
名古屋市内、かつ駅徒歩圏の一棟貸しRC物件という魅力はあるものの、「家賃33万円」「保証金165万円」「築62年」「観光エリア外」と、民泊ビギナーには非常に厳しい条件です。
高額な初期投資と稼働率の低さを補うには、明確なターゲットと差別化戦略が必須。企画力と資金力を持った上級者でなければ、赤字に転落するリスクが非常に高いため、契約前に慎重な検討をおすすめします。