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【加古川市】民泊相談可|初期費用無料の4DK戸建て物件を徹底評価!メリットと課題をリアルに解説

物件情報

  • 【所在地】兵庫県加古川市加古川町中津796-21

  • 【交通】JR加古川線「日岡駅」徒歩11分

  • 【建物面積】60.61㎡(4DK)

  • 【構造】木造2階建

  • 【築年数】築51年(1973年12月築)

  • 【家賃】46,000円

  • 【管理費】4,000円

  • 【敷金/礼金】なし

  • 【民泊利用】相談可

  • 【URL】https://jmty.jp/hyogo/est-hou/article-1i92rh


民泊適正評価(5段階評価)

  • 立地:★★☆☆☆
     駅から徒歩11分と若干遠く、観光拠点としては不便。加古川市自体も観光資源が乏しいため、地元観光目的での宿泊需要は限定的。

  • 建物状態:★☆☆☆☆
     築51年で老朽化の懸念あり。リフォーム中とのことだが、観光客が好む「清潔感」や「設備の新しさ」にどこまで対応できるかは不明。

  • 設備柔軟性:★★★☆☆
     DIYやペット、多国籍対応など多様な用途に対応しており、柔軟性は高い。ただし、プロパンガスのため光熱費は高め。

  • 初期費用:★★★★★
     条件次第で初期費用無料は大きな魅力。運転資金を設備や内装に回せる可能性がある。

  • 収益性:★★☆☆☆
     競争力ある価格設定は可能だが、集客力が弱く高稼働率は見込みにくい。


契約前に確認するポイント

  1. リフォーム内容と範囲:築年数が古いため、給排水管や電気系統などのインフラ更新がされているかを要確認。

  2. 近隣住民との関係性:民泊は地域との摩擦を起こしやすいため、周囲の住民の理解が得られるかが重要。

  3. プロパンガスの契約条件:都市ガスと比べてコストが高いため、運営経費に直結する。

  4. 民泊用途に関する許可・制限:自治体の民泊条例に照らし合わせ、営業可能かどうかを行政に確認必須。


周辺地域の平均稼働率(兵庫県加古川市近郊)
民泊運営サイト(AirDNAなど)のデータによると、加古川市および近隣エリアの平均稼働率は約35〜45%程度。観光都市と比較すると非常に低く、閑散期はほぼ稼働しないリスクも高いです。


運営した場合の想定年間利益(概算)

  • 平均宿泊単価:5,000円/泊

  • 平均稼働率:40%

  • 年間宿泊数:約146泊

  • 年間売上:約73万円

  • 家賃・管理費:月額5万円×12ヶ月=60万円

  • 光熱費・消耗品・清掃等:約月1.5万円×12ヶ月=18万円

  • 年間収支:73万円 - 78万円 = ▲5万円(赤字)


想定利益が低い場合の改善アイデア

  1. 外国人長期滞在者向けの簡易宿所運用:在留資格を持つ外国人や技能実習生向けのウィークリー・マンスリー契約に切り替え、稼働率を安定化。

  2. 生活保護・福祉関係者向けの短期住居:一時保護やシェルター代替として行政機関と連携した運用。

  3. ペット連れ専用宿として特化:大型犬・多頭飼育可の希少性を生かし、ペット可民泊として強く打ち出す(地域競合が少ない可能性あり)。

  4. 動画クリエイター向けレンタルハウス:昭和レトロな内装を生かしたロケ撮影用スペースとしての時間貸し活用。


まとめ
一見魅力的に見える「初期費用無料」の4DK戸建て物件ですが、築年数・立地条件・地域需要を冷静に見極めると、民泊としての単純運用はややリスクが高い印象です。運営する場合は、用途を一般観光客に絞らず、特定ニーズ(ペット連れ・外国人滞在・福祉関係)に対応するなど、戦略的な活用が必要です。