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札幌・北28条|民泊相談可の戸建て物件を辛口レビュー!3SLDK・182㎡でも採算は取れるのか?

物件情報

  • 【住所】北海道札幌市北区北二十八条西9

  • 【アクセス】地下鉄南北線「北34条駅」徒歩15分、JR札沼線「新川駅」徒歩15分

  • 【間取り】3SLDK(182.24㎡)

  • 【築年数】築34年

  • 【賃料】12.5万円/月(管理費なし)

  • 【敷金】12.5万円/礼金なし

  • 【駐車場】1台無料

  • 【特徴】DIY可能、事務所利用相談可、バストイレ別、灯油暖房、システムキッチン、陽当たり良好

  • 【民泊】民泊事業相談可

  • 【URL】SUUMO掲載ページはこちら


民泊適正評価(5段階)

  • 立地:★★☆☆☆(最寄駅から徒歩15分以上。観光客にとっては不便)

  • 建物:★★☆☆☆(築34年。メンテナンスコストに注意)

  • 広さ:★★★★★(182㎡と圧倒的な広さ。大人数向けに最適)

  • 柔軟性:★★★★☆(DIY・事務所利用可など多用途)

  • 賃料対効果:★☆☆☆☆(家賃が高く、収益圧迫要因に)

総合評価:2.8/5.0(民泊運営には一工夫必要)


契約前に確認するポイント

  • 民泊の「相談可」が合法運営(住宅宿泊事業 or 特区民泊 or 旅館業)を前提にしているかどうか。許可を得られる構造か、保健所へ要確認。

  • 築34年のため、給排水や電気設備、断熱性能に問題がないか専門業者による点検を推奨。

  • 周辺住民の理解(戸建てなので騒音トラブルのリスク高)

  • 駐車場1台分は無料だが、複数台利用が可能かどうか(大人数宿泊想定の場合)


周辺地域の平均稼働率(札幌市北区周辺)
札幌市内で民泊が盛んなエリアは中央区・南区が中心で、北区のような住宅街は平均稼働率が40〜50%程度とやや低め。特に最寄駅から遠い立地の場合、宿泊数の確保に苦労する可能性が高いです。観光需要よりも長期滞在・ビジネス滞在を狙う戦略が現実的。


運営した場合の想定年間利益

  • 【想定賃料収入】
     1泊:18,000円(最大8名利用想定)
     月稼働15日×18,000円=270,000円
     年間収入:約3,240,000円

  • 【支出】
     家賃:1,500,000円(12.5万円×12ヶ月)
     光熱費・清掃費・消耗品:約600,000円
     OTA手数料・保険・雑費:約300,000円
     合計支出:約2,400,000円

  • 【年間利益】
     約84万円(税引き前)

※設備修繕や稼働率低下があればすぐに赤字転落のリスクあり。


想定利益が低い場合は、改善するためのアイデア

  1. 中長期滞在者向けに特化(ウィークリーマンションや研修・出張向け)

  2. ファミリー・グループ客にターゲットを絞る(広さを強みに)

  3. DIYで内装をリノベーションし、SNS映えを狙う

  4. 法人向けマンスリープラン導入(安定収入)

  5. 観光ではなく「居住体験型」滞在をアピール(札幌移住検討者など)


まとめ:利益は出せるが、ハードル高し。運営者の工夫と戦略がカギ
この物件は、面積の広さと柔軟性が魅力ですが、家賃の高さと立地の不便さが足を引っ張ります。民泊初心者には難易度高めの物件と言えるでしょう。しっかりと事業計画を立て、ターゲット設定と運営戦略を練らないと赤字の可能性も。あえて挑戦したいという方には、個性的な空間作りや法人利用などを軸にした差別化が必須です。