· 

中央区銀座2丁目・民泊相談可|好立地メゾネット物件の実態と収益性を辛口評価

【物件情報】

  • 【物件名】民泊相談可能 銀座2丁目ビル

  • 【所在地】東京都中央区銀座2丁目

  • 【最寄駅】

    • 東京メトロ有楽町線「新富町駅」徒歩5分

    • 都営浅草線「東銀座駅」徒歩6分

    • 東京メトロ日比谷線「築地駅」徒歩8分

  • 【賃料】月額209,000円

  • 【管理費】5,000円

  • 【敷金/礼金】2ヶ月/1ヶ月

  • 【専有面積】38.64㎡

  • 【間取り】2K(メゾネットタイプ)

  • 【築年月】1964年8月(築61年)

  • 【構造】RC造・5階建ての4階部分

  • 【契約形態】定期借家3年

  • 【URL】物件詳細はこちら


【民泊適正評価】
立地:★★★★★
銀座エリアで駅徒歩5分以内という立地は、インバウンド向けには非常に強力。観光客にとってはこれ以上ない立地条件です。

物件仕様:★★☆☆☆
築61年と非常に古い建物で、耐震性能や騒音・断熱性に不安あり。専有面積38㎡に対してメゾネット2Kはやや手狭で、複数人宿泊だと快適性に欠ける可能性も。キッチン・バスなどの水回りは整っているが、老朽物件ゆえのメンテナンスリスクは無視できません。

賃料水準:★☆☆☆☆
家賃+管理費で月額21.4万円は、38㎡の古物件としてはかなり割高。1泊2万円近い高価格帯を維持しないと赤字に直結します。


【契約前に確認するポイント】

  • 建物の耐震診断有無:築61年ということで、旧耐震基準の可能性が高い。民泊運営上リスクとなり得るため、耐震補強の有無は要確認。

  • 近隣住人との関係:騒音や出入りの多い民泊運営は、近隣トラブルの温床になりやすく、特に古い住宅街では注意が必要。

  • 再契約の可否と更新料の確認:定期借家3年で、再契約できなければ初期投資回収が難しくなる。

  • 消防法対応状況:築年数的に消防設備が不十分な可能性が高く、設置費用がかさむ恐れあり。


【周辺地域の平均稼働率】
中央区・銀座エリアの稼働率は60〜70%程度と、東京都内では比較的高い水準を維持。特にインバウンド観光が活発な時期(春・秋)には80%を超えることも。ただし、競合が多く、価格・クオリティ・レビュー管理が非常に重要です。


【運営した場合の想定年間利益】

項目 内容
平均宿泊単価 17,000円(2人利用想定)
平均稼働率 65%(約20泊/月)
月間売上 約340,000円(17,000円×20泊)
年間売上 約4,080,000円
年間家賃+管理費 約2,568,000円(21.4万円×12ヶ月)
その他経費 約80万円(清掃・光熱費・手数料など)
年間利益 約632,000円(黒字だが薄利)

【想定利益が低い場合の改善策】

  1. 富裕層ターゲットで宿泊単価を引き上げる
    銀座という立地を活かし、デザイン性の高いインテリアやアメニティを充実させ、1泊2万円以上の価格設定を目指す。

  2. 長期滞在プランの導入
    銀座でビジネス滞在する外国人向けに30泊以上の長期プランを導入し、稼働率を安定させる。

  3. 広告戦略の最適化
    Booking.com、Airbnbに加えて中国系OTA(Trip.comなど)への多言語対応・広告出稿で集客力を高める。


【まとめ】
中央区銀座2丁目の民泊相談可能物件は、立地だけを見れば極めて優良ですが、築年数が古く家賃も高いため、利回りは決して良好とは言えません。内装や設備の質、レビューの管理次第で「黒字運営」も可能ですが、初期投資や運営スキルの高さが求められる難易度の高い物件です。初心者向きとは言えず、経験者や高単価路線での運営に慣れた人向けの挑戦的な一棟です。