物件情報
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所在地:岐阜県揖斐郡大野町相羽
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間取り:6DK(102.7㎡)
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建物構造:木造2階建て
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築年数:約51年
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賃料:月額39,000円
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共益費:3,000円
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敷金・礼金:なし
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初期費用:フリーレント1ヶ月・仲介手数料不要・敷礼ゼロ
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ペット可(中型犬まで、1匹/月3,000円、最大2匹)
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駐車場:普通車1台+近隣月極駐車場あり
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DIY:可能(奇抜でなければ全面改装可)
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民泊・シェアハウス・外国人・生活保護:相談可
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修繕条件:全て借主負担(水回り・電気・外壁含む)
- https://jmty.jp/gifu/est-hou/article-1iktsg
民泊適正評価
評価項目 | 評価 |
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立地 | ★★☆☆☆(自然環境◎だが車必須の田舎) |
家賃コスト | ★★★★★(破格) |
修繕条件 | ★☆☆☆☆(借主全面負担) |
許認可の取りやすさ | ★★★☆☆(一戸建てで柔軟性あり) |
集客のしやすさ | ★★☆☆☆(観光資源が乏しい) |
総合評価:2.8 / 5
価格と柔軟性は魅力ですが、築古・修繕負担の重さを考慮すると、初心者にはハードル高め。
契約前に確認するポイント
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建築・消防法上の許可要件の確認
→ 民泊用途でリフォーム後に旅館業や住宅宿泊事業が取得可能か、保健所と役場へ事前相談。 -
修繕コストの概算見積もり
→ トイレ、風呂、配管、電気、水道、屋根などの不具合リスクを把握。工務店に現地見積もりを依頼するのが賢明。 -
駐車場や近隣環境のチェック
→ 宿泊者の車利用が前提になるため、2台以上の駐車場が本当に確保できるか要確認。 -
地域のニーズと集客見込み
→ 周辺観光地やアクセスルートを明確にし、ターゲット層(田舎体験を求める家族層など)を想定。
周辺地域の平均稼働率(田舎型民泊)
岐阜県の農村地域における民泊の稼働率は20〜40%程度が一般的。都市型に比べて大幅に低いため、年間を通した黒字運営は難易度が高め。
運営した場合の想定年間利益(1棟貸し民泊運用)
項目 | 金額(年間) |
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想定稼働率 | 30% |
平均宿泊単価 | ¥15,000(家族・グループ向け) |
年間売上 | ¥1,642,500(¥15,000 × 365 × 0.3) |
年間賃料 | ¥504,000(¥42,000 × 12) |
光熱費・清掃・OTA手数料など | 約¥500,000 |
年間利益 | 約¥638,500(黒字) |
※ただし、初期リフォーム費(風呂新設、壁・床・配管等)は50〜150万円以上かかる可能性あり。
想定利益が低い場合の改善アイデア
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長期貸し民泊(1週間〜1ヶ月単位)に特化
→ 田舎でのワーケーションや一時移住需要を狙う。客層を明確にする。 -
「DIY民泊体験」型商品化
→ 利用者自身が壁紙や家具をカスタマイズできる「暮らす・作る」体験型民泊としてPR。 -
地域イベントと連携した宿泊パック販売
→ 周辺の農業体験や自然イベントと組み合わせて魅力づけする。
まとめ
賃料の安さと民泊・シェアハウス利用可という自由度の高さは、チャレンジ精神あふれる個人オーナーにとっては大きな魅力です。しかし、修繕負担が全て借主持ちという現状渡し条件は、初心者にはかなり厳しいもの。DIYや古民家再生の経験がある人であれば、工夫次第で収益を出すことも可能ですが、軽い気持ちで手を出すと初期投資で失敗するリスクも高いため、十分な下調べと計画が必要です。