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【名古屋市港区・築地口】民泊相談可|築浅×駅近1LDKの収益性を検証

物件情報

  • 【所在地】名古屋市港区名港1丁目

  • 【交通】名港線「築地口駅」徒歩4分

  • 【賃料】55,000円/月

  • 【共益費】3,000円

  • 【敷金・礼金】敷金なし、礼金1ヶ月

  • 【間取り】1LDK(30.08㎡/LDK10.6帖+洋室3帖)

  • 【築年数】2023年9月(築約2年)

  • 【建物構造】木造3階建(3階部分・角部屋)

  • 【設備】オートロック、宅配ボックス、浴室乾燥機、独立洗面台、インターネット対応、ペット可

  • 【契約期間】普通借家・再契約可能

  • 【その他】保証会社加入必須、火災保険加入必須、ルームクリーニング44,000円、24時間サポート16,500円

  • 【URL】物件詳細はこちら


民泊適正評価(辛口レビュー)

項目 評価 コメント
立地 駅徒歩4分は優秀。ただし観光地から離れており、集客力は限定的。
家賃 55,000円+共益費3,000円は築浅物件としては破格。
広さ 1LDK(30㎡)は最大でも2〜3名程度の宿泊が限界。
建物状態 築浅・オートロック・宅配ボックス付きで高評価。
民泊許可 民泊相談可。ただし管理規約・近隣住民への配慮は要確認。
その他 ペット可は差別化になるが、ペット宿泊可能かは事前確認必須。

総合評価:★★★☆☆(3/5)

家賃の安さと設備は魅力だが、立地の集客力と部屋の狭さが利益を圧迫する。


契約前に確認するポイント

  • 民泊の営業可否(法令・建物規約)
    物件としては民泊相談可だが、建物全体で民泊禁止の可能性もあるため、管理会社・行政への事前確認は必須。

  • ペット宿泊の許可
    居住者としてペット可でも、「宿泊客がペット同伴可能かどうか」は別問題。事前確認が必要。

  • ターゲット層の明確化
    30㎡では長期滞在や大人数利用は見込めない。単身旅行者・カップル向けに絞り込む必要がある。

  • 周辺観光需要の確認
    港区は繁華街・観光地からやや離れており、立地だけでの集客は難しい。周辺施設をどこまでアピールできるかがカギ。


周辺地域の平均稼働率

  • 名古屋市港区周辺の民泊平均稼働率:約50〜55%(2024年データ)

  • 繁忙期(GW、連休、イベント時)は高稼働が期待できるが、閑散期は苦戦傾向。

  • 名古屋駅・栄地区よりも競争力は低く、「安さ」「設備の良さ」で勝負するエリア。


運営した場合の想定年間利益

想定条件

  • 平均宿泊単価:6,500円/泊(単身・カップル需要を想定)

  • 平均稼働率:50%

  • 月間売上:約97,500円(6,500円×30日×0.5)

  • 月間経費(家賃・共益費・光熱費・清掃・OTA手数料):約85,000円

  • 月間利益:約12,500円

  • 年間利益:約150,000円

結論:利益は出るが非常に薄利。集客失敗=即赤字のリスク。


想定利益が低い場合の改善アイデア

  • ウィークリー・マンスリー需要を取り込む
    ビジネスマンや長期出張者向けの家具付き長期プランを用意すれば、安定収益につながる。

  • ペット宿泊OKに特化
    ペット宿泊可の民泊は名古屋市内でも希少。ペット同伴旅行者をターゲットにすると差別化可能。

  • 価格帯を下げて高稼働を狙う
    相場より安い宿泊料金を設定し、稼働率を60%以上まで上げれば利益率も改善する。

  • 連泊割引を積極的に活用
    清掃コストを下げるために連泊プランを打ち出し、短期単価を犠牲にして利益最大化を目指す。


総括

 

この物件は**「低コスト・築浅・好設備」という大きなメリットを持ちながらも、「狭さ」「集客力の低いエリア」「ターゲット層が限られる」という明確な課題**を抱えています。

収益化は可能ですが、**ビジネスホテル並みの価格設定で高稼働を維持することが必須条件。**競合と差別化できる「ペット可」「長期滞在対応」「低価格」をしっかり打ち出さないと、閑散期に簡単に赤字になる物件です。

短期間で大きく稼ぐ民泊には不向きですが、低リスクで地道に利益を積み上げたい方には検討の価値ありです。