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【三重・松阪市】民泊可|家賃1.9万円!破格アパートは本当に儲かるのか?

物件情報

  • 物件名物件詳細(ジモティーリンク)

  • 所在地:三重県松阪市田原町

  • 交通:近鉄山田線「東松阪駅」最寄り

  • 間取り:1DK(専有面積 26.5㎡)

  • 賃料:月額 1.9万円

  • 初期費用:敷金・礼金なし(ペット飼育の場合、保証金1ヶ月)

  • 建物種別:アパート(2階建の1階部分)

  • 築年数:不明(要確認)

  • 民泊対応:民泊可、ペット可、ルームシェア可、事務所利用可

  • 設備:家具家電付き(冷蔵庫・洗濯機・レンジ・エアコン・照明)、トイレウォシュレット、風呂トイレ別


民泊適正評価

項目 評価
立地 ★★☆☆☆(生活には便利だが観光地から遠い)
建物状態 ★★☆☆☆(築年数不明・古い可能性高)
間取り ★★☆☆☆(狭く短期滞在者限定)
賃料水準 ★★★★★(非常に安い)
民泊許可の取りやすさ ★★★★☆(オーナー公認・柔軟)
周辺観光地 ★☆☆☆☆(観光目的で訪れる地域ではない)

総合評価:2.5/5(超低コストだが収益化は困難)

 

コメント

家賃の安さと柔軟な用途(民泊・事務所・ペット可)は魅力ですが、松阪市は観光客の流動が少なく、民泊運営は難易度が高いエリアです。「安いから儲かる」というのは大きな誤解であり、むしろ集客ができず赤字になるリスクのほうが高い物件です。


契約前に確認するポイント

  • 築年数・建物状態の確認
    築年数が記載されていないのは要注意。古すぎてリフォーム必須、という可能性も。現地で必ず内見しましょう。

  • 消防設備対応の確認
    民泊許可は取れるが、実際に営業開始するには消防設備が必須。古い物件は対応にコストがかかることがあるので要確認。

  • 民泊需要の精査
    松阪市の観光客数、近隣宿泊施設の価格帯、周辺イベントの有無を事前にしっかりリサーチすること。

  • 近隣住民の理解
    田舎エリアでは民泊に対する理解が低い場合があり、クレームや営業停止リスクもあるため注意。


周辺地域の平均稼働率

  • 三重県全体の民泊平均稼働率:約35〜45%

  • 松阪市の民泊平均稼働率:約30〜40%

※特に平日需要が非常に弱い地域で、週末のみ稼働する民泊が多いのが特徴。


運営した場合の想定年間利益

項目 金額
想定宿泊単価(1〜2名利用時) 約4,000円/泊
想定稼働率 30%
月間売上 約3.6万円
年間売上 約43.2万円
年間家賃支出 約22.8万円
その他経費(光熱費・清掃費・手数料) 約20万円
年間想定利益 約+0.4万円(ほぼ収支トントン)

※非常に低リスクで始められるが、大きな利益は見込めない。


想定利益が低い場合の改善アイデア

  • ペット民泊特化型にする
    「ペット可」「多頭飼い可」を全面に打ち出し、ペット連れ旅行客をターゲットにすれば、競合が少なく価格も強気に設定可能。

  • 長期滞在型に切り替え
    松阪市は短期民泊よりもウィークリーマンションや月単位貸しのほうが安定収益が見込める可能性が高い。

  • 地域イベント連動で稼働率UP
    周辺で定期的に行われるイベント(花火大会・お祭り・スポーツ大会など)を徹底リサーチし、イベントシーズンにピンポイントで高単価設定する。

  • DIYで民泊映えする内装に改装
    低予算で簡単に古民家風や和モダンに改装すれば、写真映えを狙った若年層の集客も可能。


まとめ

 

この物件は家賃が非常に安く、民泊運営の「初期リスク」は限りなく低い点が魅力です。しかし、松阪市というエリア自体に民泊需要があまりなく、努力なしではほとんど収益が出ないことは覚悟すべきです。

「家賃が安い=儲かる」ではなく、「いかに差別化してニッチな顧客を掴むか」が勝負の物件です。

低コストで民泊にチャレンジしたい方、ペット連れ旅行客に特化した運営を考えている方には一定の価値がありますが、安易に飛びつくのは危険です。必ず現地確認と綿密な事業計画を立ててから契約しましょう。