物件情報
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物件名:愛知県名古屋市西区名駅2丁目 名古屋駅 貸事務所
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住所:物件詳細はこちら
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最寄駅:名古屋市東山線 名古屋駅 徒歩9分、亀島駅 徒歩8分、国際センター駅 徒歩15分
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賃料:民泊利用時 120,000円/月
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管理費:なし
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敷金・礼金:敷金なし、礼金1ヶ月
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保証金:3ヶ月(解約時50%償却)
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面積:66㎡
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築年数:1970年1月(築55年)
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構造:木造 2階建
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契約期間:2年
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現況:空
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設備:エアコン、バス・トイレ別、収納スペース、洗濯機置場、シャワー
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その他:町内会費200円/月、賃貸保証加入要(初回賃料1ヶ月分)
民泊適正評価(辛口)
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民泊許可のしやすさ:★★★★☆(民泊利用の賃料設定あり、柔軟)
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立地評価:★★★☆☆(名駅徒歩9分はギリギリ許容範囲だが観光客にはやや遠い)
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家賃と利益バランス:★★★☆☆(広さは魅力だが、賃料12万円はエリア相場よりやや高い)
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物件状態:★★☆☆☆(築55年の木造は老朽化リスクが高く、内装状況次第)
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集客難易度:★★★☆☆(名古屋駅周辺は競合が非常に多く、差別化が必須)
契約前に確認するポイント
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建物の耐震性(築55年の木造は耐震基準適合の確認必須)
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現状の内装レベルとリフォーム費用(劣化が進んでいれば追加費用がかかる)
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消防法適合状況(避難経路・煙探知機の設置が民泊では必須)
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近隣住民とのトラブルリスク(木造2階建のため音漏れ・振動が発生しやすい)
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賃貸保証会社の審査条件と解約時償却費用の明確化
周辺地域の平均稼働率
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名古屋駅周辺の民泊稼働率は約70〜80%
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平均宿泊単価は8,000〜11,000円/泊
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ビジネス客・観光客ともに一定の需要があり、週末・繁忙期は高稼働が見込めるエリア
運営した場合の想定年間利益
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【収支シミュレーション】
平均宿泊単価:9,000円
稼働率:75%
月間売上:約202,500円(9,000円 × 0.75 × 30日)
年間売上:約2,430,000円
年間家賃:約1,440,000円(120,000円 × 12ヶ月)
➡️ 年間利益:約990,000円(諸経費別)
※ここから清掃費、光熱費、プラットフォーム手数料(約15%)、リネン代などが差し引かれるため、実質利益は年間30〜60万円程度に圧縮される可能性が高い。
想定利益が低い場合の改善アイデア
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インテリアを完全リノベーションし、和モダン・レトロデザインを前面に押し出すことで、築古のデメリットを魅力に変える。
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長期滞在プランや中期賃貸(1〜3ヶ月)を併用し、ビジネス利用客を安定的に確保する。
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家族・グループ向け運営に絞り、66㎡の広さを最大限活用。
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写真映えスポットを設置し、SNS経由で若年層への訴求を強化する。
総評
名古屋駅徒歩圏内で広さ66㎡、民泊相談可という点は魅力的ですが、築55年の木造物件はリスクが大きいのが正直なところです。民泊利用時は賃料が割増される点も利益率に響きます。内装に手を入れ、明確なターゲットを絞った戦略がないと、収益を出すのは難しい物件です。
結論:安易な民泊投資には向かないが、工夫次第で「化ける可能性」がある中級者向け案件です。
しっかりと現地確認とリスク試算をしたうえで慎重に検討しましょう。