物件情報
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【住所】愛知県名古屋市港区入船2丁目
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【最寄駅】名古屋市名港線 名古屋港駅 徒歩1分
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【賃料】18万円/月(管理費なし)
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【敷金・礼金】各1ヶ月
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【間取り】8SDK(191.57㎡)
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【築年数】1987年10月(築37年)
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【契約形態】定期借家5年(再契約時は賃料の50%+消費税が必要)
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【駐車場】無料
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【民泊】相談可(現状渡し・設備保証なし)
物件詳細:物件ページはこちら
民泊適正評価
メリット
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駅徒歩1分の好立地:交通アクセスは非常に良好。名古屋駅まで地下鉄で30分程度と便利。
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物件の広さ:8SDK、延床191㎡の大型物件は、複数グループや家族連れの民泊運営に向いている。
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駐車場無料:車利用の宿泊者には嬉しいポイント。
デメリット
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家賃が高い:月額18万円は民泊初心者にはかなり高額。名古屋港エリアは集客力が弱く、埋められなければ赤字リスクが高い。
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立地の微妙さ:駅前ではあるものの、名古屋港エリア自体は観光需要が限定的。名古屋の中心地(栄・名駅)に比べ、宿泊需要はかなり劣る。
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築年数が古い:築37年でリフォーム・リノベ歴なし。古さが目立ち、現状渡しのため、初期投資がかかる可能性が高い。
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設備保証なし:エアコンなどの設備が壊れてもオーナーは対応しないため、修理・交換費用はすべて自己負担。
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再契約費用が高い:5年契約後の再契約時に賃料の50%+消費税が発生する点は注意。
契約前に確認するポイント
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物件の劣化状況(特に水回り・エアコンの動作確認)
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民泊運営の形式(簡易宿所/住宅宿泊事業)と行政の許可が下りるか
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定期借家の再契約条件と、オーナー側の今後の活用意向
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競合物件の宿泊単価と実際の稼働状況
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現状渡しに伴う初期修繕費用の見積もり
周辺地域の平均稼働率
名古屋港エリアの民泊稼働率は約30〜40%と、名古屋駅周辺や栄エリア(60〜80%)に比べてかなり低めです。
観光スポットとしては「名古屋港水族館」などがあるものの、名古屋市の中心地ではないため、観光客が積極的に宿泊先として選ぶエリアではありません。
運営した場合の想定年間利益(試算)
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平均宿泊単価:15,000円/泊(8人利用想定)
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稼働率:35%(名古屋港エリア平均)
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月間売上:15,000円 × 10.5泊(35%稼働)=157,500円
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月間経費(家賃・光熱費・クリーニング・サイト手数料など):約230,000円
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月間利益:▲72,500円(赤字)
【年間利益予測】
▲72,500円 × 12ヶ月 = ▲870,000円(年間赤字)
仮に稼働率50%を達成した場合でも、利益はほぼトントン。
この物件で利益を出すには、相場以上の宿泊単価か、高稼働率を維持する高い集客力が必須です。
まとめ(結論)
本物件は「広さ」「駅近」の点では魅力的ですが、家賃が高額で、立地の集客力に難があり、築年数や設備保証のない現状渡しもリスク要素です。
民泊運営でしっかり利益を出すには、相場より高い宿泊単価を維持し、名古屋港のエリア価値を最大限引き出すマーケティング力が求められます。
初心者には赤字リスクが高く、民泊中級者以上、もしくは二世帯住宅・シェアハウスなど他の活用も視野に入れる方に検討をおすすめします。
評価:★★☆☆☆(おすすめ度 2/5)