物件情報
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所在地: 大阪府大阪市此花区春日出南2丁目(USJから約2.5kmの距離)
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賃料・固定費: 賃料132,000円(税込)/月額(此花区4LDKとしては低めの固定費)
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間取り/面積: 4LDK / 83㎡(ファミリー・グループ層に最適)
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初期費用: 仲介料・敷金・礼金0円(初期の資金負担を大幅に軽減)
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交通: 阪神なんば線「千鳥橋駅」徒歩11分(駅からは少し歩くが、許容範囲)
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築年数/構造: 築41年 / 鉄骨造3階建て
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特記事項: 民泊可能物件、現状渡し(リフォーム必須)、家主直、ユニバまで自転車約15分。
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対象URL: 物件詳細情報
民泊適正評価
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収益性:◎(高水準)
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賃料13.2万円は、83㎡の4LDK一戸建てとしては低く、低固定費×高単価戦略が成立すれば、非常に高い収益性が見込めます。
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集客力:◎(USJ需要が強力)
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USJ至近(自転車15分)という立地は、ファミリー・グループ層の集客に絶大な効果を発揮します。
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物件優位性:〇(リフォーム次第)
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4LDKの一棟貸しは、大人数宿泊の需要が高い此花区で優位性があります。ただし、築41年と「現状渡し」のマイナス面をリフォームでどこまで挽回できるかが鍵です。
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初期投資:△(リフォーム費用が高額に)
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敷金・礼金ゼロで賃貸の初期費用は抑えられますが、床の穴などを含めた全改修費用を借主が負担するため、リフォーム費用が高額な初期投資となります。
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総合評価:A(DIYが得意な事業者向け)
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破格の賃料で好立地の大型物件を確保し、自力でリノベーションを行うことで、リフォーム後の賃料増額リスクを避け、最大の利益を追求できる、非常に魅力的な案件です。
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契約前に確認するポイント
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リフォームの範囲と原状回復の規定:
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借主負担でリフォームを行う場合、退去時の原状回復の範囲(造作買取請求権の有無)を明確にし、投資が無駄にならないように交渉することが必須です。
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リフォーム後の賃料増額の可能性:
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「現状で契約に至らなければ、リフォーム後の賃料は増額する」とあるため、リフォームせずに現状渡し賃料で借り切ることに、家主が同意しているか再確認すること。これが事業成功の最大の鍵となります。
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旅館業法の許可要件適合:
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築41年の建物を民泊(簡易宿所許可)として運営する場合、**消防法や建築基準法(特に避難経路)**の規定に適合させるための改修費用を、専門家に詳細に見積もらせること。
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水回り・電気配線の状態:
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築41年であり、特に水回り(キッチン、風呂、トイレ)や電気配線、給湯器の状態は、民泊運営の品質に直結します。リフォーム計画において、これらを最優先で改修する費用を見込む必要があります。
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周辺地域の平均稼働率
大阪市此花区はUSJ需要に支えられ、週末や長期休暇の集客力が非常に高いエリアです。季節変動はありますが、年間平均で**70%**を目標とします。
運営した場合の想定年間利益
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コンセプト: 「USJファミリー向け快適一棟貸し」として、清潔感と大人数対応を重視。
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年間売上: 約6,384,000円
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(根拠:宿泊単価25,000円 × 365日 × 70%稼働 / USJ周辺の相場と広さを考慮)
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年間固定費: 約1,650,000円
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(根拠:賃料132,000円 × 12ヶ月 + 保険料・雑費等)
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年間運営費: 約2,554,000円
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(根拠:売上の40%。清掃費、光熱費、OTA手数料等を含む)
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想定年間利益: 約2,180,000円
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(年間売上 − 固定費 − 運営費)
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【結果の考察】 想定年間利益は約218万円となりました。この収益は、リフォームにかかる費用(例えば400万円)を約2年で回収できる計算です。高額な賃料増額を回避できる前提で考えれば、このリフォーム必須の「現状渡し」契約こそ、此花区で高収益を上げるための最大のチャンスと言えます。
高収益化のための改善アイデア(セルフリフォーム戦略)
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「USJ特化」のコンセプト内装:
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ターゲット層が明確なため、内装はテーマパークの世界観を意識したものにします。特に4LDKの広さを活かし、リビングは大人数でくつろげる空間に、各部屋はキャラクターや色調でテーマ分けすることで、単価アップと高評価に繋げます。
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スマートロックとセルフチェックインの徹底:
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ゲストの利便性を高めるため、スマートロックを導入し、24時間いつでもチェックイン可能な体制を整えます。これにより、ユニバで遅くまで遊ぶゲストのニーズに対応し、利便性で競合に差をつけます。
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初期投資の分散とコスト圧縮:
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DIYや地元工務店への直接依頼により、リフォーム費用を徹底的に圧縮します。また、収益性の高い物件であるため、融資やクラウドファンディングを組み合わせ、初期のリフォーム費用を短期で調達・回収する戦略を立てるべきです。
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