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【大阪市天王寺区】築古でも好立地!「民泊相談可」の64.7㎡ 2LDKの収益性を徹底分析

物件情報

 

  • 物件URL: https://house.ocn.ne.jp/chintai/detail/0/6969365417/50015381/x06969365417.html

  • 住所: 大阪府大阪市天王寺区上本町8丁目

  • 交通: 近鉄「大阪上本町駅」徒歩8分 / 大阪メトロ「谷町九丁目駅」徒歩11分 / JR「桃谷駅」徒歩13分

  • 賃料・管理費: 賃料 11.4万円 / 管理費 7,000円

  • 敷金/礼金: なし / 30万円(約2.6ヶ月分)

  • 間取り/面積: 2LDK / 64.7㎡

  • 築年月(築年数): 1969年4月(築56年6ヶ月)

  • その他: 民泊も相談可ペット相談可(大型犬・猫可)、事務所使用可、バス・トイレ別、洗面所独立


 

民泊適正評価

 

  • 良い点

    1. 抜群の立地: 3路線3駅が利用可能で、特に大阪上本町駅は近鉄特急も停車するターミナル駅であり、奈良方面からの観光客の集客にも繋がります。

    2. 広さと間取り: 64.7㎡の2LDKという広さは、4〜6名程度のファミリーやグループ旅行客に対応可能で、高い宿泊単価を狙えます。

    3. ペット相談可: 「大型犬・猫可」という条件は、大阪市内の民泊物件としては極めて希少な競争優位性となります。ペット同伴旅行客というニッチかつ高需要な層を取り込めます。

    4. 水回りの設備: バス・トイレ別、洗面所独立という、築年数に反して現代の民泊ゲストが求める設備が整っています。

  • 悪い点

    1. 築年数の古さ: 築56年という古さは、建物の見た目の古さや、エレベーターがない可能性、予期せぬ設備の故障リスクを伴います。

    2. 礼金の高さ: 礼金が30万円(賃料の約2.6ヶ月分)と高額であり、初期費用がやや大きくなります。

    3. 内装の状態: 築古のため、集客力を高めるためには、ある程度のリノベーションや内装補修が必要になる可能性があります。


 

契約前に確認するポイント

 

  • 民泊利用時の家賃・条件: 賃貸契約書で、民泊運営の具体的なルールや、家賃の変更(事業用として上乗せされる可能性)について明確にしましょう。

  • ペット同伴の詳細: ペット飼育時の追加の保証金や、退去時の原状回復の範囲、費用負担について細かく確認しましょう。

  • 内装リノベーションの可否: 築古のため、内装をモダンなデザインに刷新するリノベーションの許可が大家さんから得られるかを確認しましょう。


 

周辺地域の平均稼働率

 

天王寺・上本町エリアは、大阪市内でも高い集客力を持ちます。駅近で広さもあるため、安定した稼働率が見込めます。ここでは、現実的な想定として**年間平均稼働率70%**でシミュレーションを行います。


 

運営した場合の想定年間利益

 

  • 月額固定費用: 賃料 11.4万円 + 管理費 7,000円 = 121,000円

    • 年間固定費用: 121,000円 × 12ヶ月 = 1,452,000円

  • 想定年間売上:

    • 1泊あたり18,000円(4名収容・好立地・ペット可として)と仮定します。

    • 18,000円/泊 × 365日 × 70%(稼働率) = 4,599,000円

  • 年間運営費用(変動費):

    • 清掃・消耗品費: 1回あたり8,000円と仮定し、年間100回の清掃で800,000円

    • 運営代行費用: 売上の20%と仮定し、919,800円

    • その他雑費(光熱費等): 300,000円

    • 年間費用合計: 1,452,000円 + 800,000円 + 919,800円 + 300,000円 = 3,471,800円

  • 想定年間利益:

    • 4,599,000円(売上) - 3,471,800円(費用) = 1,127,200円

このシミュレーションから、年間で約112万円の利益が出ることが想定されます。築年数の古さを差し引いても、立地と「ペット相談可」という強みが収益性を高めていることがわかります。


 

想定利益を改善するためのアイデア

 

  1. セルフ運営への切り替え: 運営代行費用(年間約92万円)や清掃費用を削減するため、すべてを自分で行うことで、利益率を劇的に向上させることが可能です。

  2. ターゲットの絞り込み: 「ペット専門」の民泊としてブランディングを徹底し、ペット用のアメニティやサービスを充実させることで、宿泊単価を上げるだけでなく、集客競争を回避できます。

  3. 築古を活かしたリノベーション: 築56年の古さをデメリットとして隠すのではなく、レトロでヴィンテージな「昭和レトロ・和モダン」なデザインにリノベーションすることで、若者や外国人観光客に刺さるユニークな魅力に変えることができます。

  4. 周辺施設との連携: 近鉄百貨店やあべのハルカス、四天王寺などの周辺施設と連携し、割引チケットやツアーを宿泊プランに含めることで、付加価値を高めることができます。