物件情報
-
住所: 千葉県山武郡九十九里町真亀
-
交通: 市街地ルート/真亀 徒歩17分
-
賃料: 6.5万円
-
管理費等: なし
-
敷金/礼金: 敷金6.5万円 / 礼金6.5万円
-
間取り: 5DK
-
広さ: 119.64㎡
-
築年月: 1987年5月 (築39年5ヶ月)
-
種別: 賃貸一戸建て
-
備考: 民泊可、駐車場有、専用庭、ルームシェア可、海水浴場近く
民泊適正評価
この物件は、九十九里町という観光地ならではの需要をターゲットにできる点で、民泊運営に非常に適しています。最も大きな強みは、格安な家賃(6.5万円)と、海水浴場が近いという立地です。5DKという広々とした間取りは、大人数のファミリーやグループ旅行者にとって魅力的で、高い宿泊単価を設定しやすくなります。また、「民泊可」と明記されているため、運営を始める際の手続きがスムーズに進められます。専用庭や駐車場付きであることも、ゲストの満足度を高める重要な要素です。 一方で、築39年という古さは大きなデメリットです。写真が1枚しかなく、内装の状態が不明であるため、修繕やリフォームに多額の費用がかかる可能性があります。また、駅からは徒歩15分以上と遠く、公共交通機関の利便性は低いと言えます。
契約前に確認するポイント
-
民泊運営の具体的な条件: 物件情報に「民泊利用時、賃料や諸条件の変更可能性あり」と記載されているため、契約前にオーナーや管理会社と詳細な条件を必ず確認する必要があります。
-
物件の現状と修繕費用: 築年数が古いため、内装や水回りの状態を実際に確認し、リフォームや設備交換にかかる費用を事前に見積もっておきましょう。特に「現状渡し」ではないかと推測されるため、貸主負担での修繕範囲も確認が必要です。
-
初期費用とキャッシュフロー: 敷金・礼金がそれぞれ1ヶ月分(合計6.5万円×2)かかるほか、保証会社の利用が必須です。初年度にかかる初期費用を正確に把握し、無理のない資金計画を立てましょう。
周辺地域の平均稼働率
九十九里町は海水浴やサーフィン、マリンスポーツ、キャンプといったレジャー目的の観光客が多く訪れる地域です。年間を通じての稼働率は、イベントの有無で変動が大きいものの、シーズン中には非常に高い需要が見込めます。Google検索の調査結果から、千葉県全体の客室稼働率は約60%前後で推移しており、九十九里町の民泊物件の事例では40%台から60%台の稼働率が見られます。物件の広さや特徴を考慮し、ここでは現実的な数字として**50%**の稼働率を想定して計算します。
運営した場合の想定年間利益
-
想定宿泊料金: 海水浴場に近く、5DKという広さ、庭や駐車場付きという点を考慮し、1泊30,000円と設定します。
-
年間想定売上: 30,000円 × (365日 × 50%) = 30,000円 × 182.5日 = 547.5万円
-
年間想定経費:
-
家賃: 6.5万円 × 12ヶ月 = 78万円
-
光熱費・通信費など: 約30万円
-
清掃費用・リネン交換費用: 売上の約15%と想定 = 547.5万円 × 15% = 約82.1万円
-
備品消耗品費: 約10万円
-
住宅保険料: 2万円
-
その他(保証会社費用など):初年度のみ約10万円
-
-
合計年間経費(初年度): 78万円 + 30万円 + 82.1万円 + 10万円 + 2万円 + 10万円 = 212.1万円
-
想定年間利益(初年度): 547.5万円(売上)- 212.1万円(経費)= 335.4万円
-
想定年間利益(2年目以降): 547.5万円 - (212.1万円 - 10万円) = 345.4万円
年間利益は、初年度から330万円以上が見込めます。家賃が安いため、高い収益性を期待できる物件と言えます。
想定利益が低い場合の改善アイデア
-
ターゲット層の明確化: 海水浴やBBQ、サーフィンなどのアクティビティを明確に打ち出し、それに必要な用具(BBQセット、サーフボードラックなど)を完備することで、特定の層の集客を狙います。
-
シーズンごとの価格戦略: 閑散期と繁忙期で価格を大きく変動させます。特に夏場や連休などの繁忙期は強気の価格設定を行い、閑散期には連泊割引などを導入して稼働率を維持します。
-
DIYで付加価値を創造: DIYが可能な物件であるため、古い物件の雰囲気を活かしつつ、モダンな設備やユニークな内装を取り入れることで、他の物件との差別化を図ります。特にSNSで映えるような空間作りを意識することで、集客効果を高めます。
-
周辺情報の提供: 地域のイベント情報や、地元の人しか知らない飲食店、アクティビティスポットなどをまとめたオリジナルのガイドマップを作成し、ゲストに提供することで、滞在体験をより豊かなものにします。
-
集客チャネルの多様化: Airbnbだけでなく、国内の民泊プラットフォームやSNSを活用して、物件の魅力を多角的に発信します。