· 

千葉県山武郡九十九里町で民泊運営!家賃6.5万円、広々5LDK戸建ての収益性

物件情報

 

  • URL: https://house.ocn.ne.jp/chintai/detail/1/030H100460762388/179843001/x1030H100460762388.html

  • 物件種別: 賃貸一戸建て

  • 所在地: 千葉県山武郡九十九里町真亀

  • 最寄駅: バス停「上台」から徒歩14分

  • 賃料: 65,000円

  • 初期費用: 敷金1ヶ月、礼金1ヶ月

  • 特徴:

    • 民泊利用が可能(※諸条件の変更可能性あり)

    • 5LDK(119.64㎡)の広さ

    • 駐車場、専用庭あり

    • 築38年と古い

    • 海水浴場が近い


 

民泊適正評価

 

この物件は、**「民泊可」**と明確に記載されており、オーナーが民泊事業に理解がある点が大きな強みです。月額6.5万円という非常に低価格な家賃に加えて、119.64㎡の5LDKという広さは、大家族やグループ旅行に最適で、高い単価を設定できる可能性があります。また、海水浴場が近く、専用庭もあるため、リゾート目的のゲストを呼び込むのに非常に有利な物件です。

しかし、デメリットも明確です。最大の課題は、バス停から徒歩14分、駅からはさらに遠いというアクセス面です。車がないゲストには不便であり、集客の大きなハードルとなります。また、築38年という築年数の古さは、予期せぬ設備の故障やトラブルのリスクを伴います。さらに、「民泊利用時、賃料や諸条件の変更可能性あり」という記載があるため、契約前に賃料や細かな条件をしっかり確認する必要があります。


 

契約前に確認するポイント

 

  • 民泊時の賃料・条件の確認: 「諸条件の変更可能性」とあるため、民泊利用時の正確な賃料や保証金、契約期間などを必ず書面で確認しましょう。

  • 行政の審査と許可: 最終的な運営の可否は、行政(保健所など)の審査によって決まります。物件が「住宅宿泊事業法(民泊新法)」や「旅館業法」の要件を満たせるか、事前に確認することが不可欠です。

  • ターゲット層の明確化: アクセスの不便さをカバーするため、車移動を前提とするファミリー層やグループに特化したサービスを提供する必要があります。


 

周辺地域の平均稼働率

 

九十九里町は、夏場は海水浴客で賑わいますが、それ以外の季節は観光需要が大きく減少する傾向があります。そのため、民泊の稼働率は季節によって大きく変動します。通年の平均稼働率は**20%〜30%**と低めに見積もるべきでしょう。夏場のピークシーズンにどれだけ高い稼働率と単価を維持できるかが、収益を左右する鍵となります。


 

運営した場合の想定年間利益

 

この物件で民泊を運営した場合の収益を、現実的な数字でシミュレーションしてみましょう。 ※リフォーム費用は含んでいません。

  • 月額費用:

    • 家賃: 65,000円

    • 固定資産税(年額): 約30,000円(月額約2,500円)

    • 光熱費・水道代(ゲスト使用分): 約15,000円

    • Wi-Fi費用: 約5,000円

    • 消耗品費(アメニティ、清掃用具など): 約10,000円

    • 清掃委託費: 1回8,000円(月7回清掃と仮定): 56,000円

    • 合計月額費用: 153,500円

  • 月間売上(想定):

    • 広い間取りと海に近い立地を活かし、1泊あたりの宿泊料金を25,000円に設定します。

    • 月間稼働率を30%(年間109泊)と仮定。

    • 月間売上: 25,000円 × 30日 × 30% = 225,000円

  • 想定年間利益:

    • 月間売上225,000円 - 月間費用153,500円 = 月間利益 71,500円

    • 年間利益: 71,500円 × 12ヶ月 = 858,000円


 

想定利益が低い場合の改善アイデア

 

上記のシミュレーションでは、年間約85万円という利益が期待できる結果となりました。これは、オフシーズンの需要が低いことを考慮すると、まずまずの数字です。この物件で利益をさらに伸ばすためには、以下のアイデアを検討してみてください。

  • 徹底したコスト管理:

    • 清掃委託費が運営コストの大きな割合を占めているため、自己清掃に切り替えるか、より安価な清掃業者を探すことで、コストを大幅に削減できます。

  • オフシーズンの需要創出:

    • ビーチから離れた秋冬の時期は、ワーケーションや趣味の拠点として利用できる長期滞在プランを設けるなど、新たな客層を開拓しましょう。

  • ペット特化型施設への改装:

    • 「ペット可」という特徴を前面に押し出し、ペット用の設備を充実させることで、ペット連れの旅行客に特化した高単価の施設にすることも可能です。

この物件は、低価格な家賃と広さ、立地という大きな強みがある一方で、季節変動とアクセスという課題も伴います。安易に手を出さず、徹底したコスト管理と、物件の個性を活かしたマーケティング戦略が成功の鍵となるでしょう。