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月額7.5万円!千葉・鎌ケ谷の4DK戸建ては民泊で稼げるか?初期費用ゼロ、駐車場付きの好条件を分析

物件情報

 

  • 物件名: 非公開

  • 所在地: 千葉県鎌ケ谷市東道野辺7丁目14-3

  • 交通: 東武アーバンパークライン 馬込沢駅 車4分

  • 家賃: 69,000円

  • 管理費等: 6,000円

  • 敷金/礼金: なし / なし

  • 間取り/広さ: 4DK / 建物66㎡、土地75㎡

  • 築年数: 1982年2月(築43年)

  • 特徴: 民泊OK、初期費用無料、駐車場あり、ペット複数可、DIYOK

  • 掲載URL: https://jmty.jp/chiba/est-hou/article-1ju561


 

民泊適正評価

 

 

良い点

 

  • 初期費用ゼロ: 仲介手数料、敷金、礼金がすべてゼロなため、事業開始のハードルが極めて低い点が最大のメリットです。

  • 圧倒的な低コスト: 月額7.5万円(管理費込)は、戸建てとしては破格の賃料であり、ランニングコストを抑えられます。

  • 民泊への高い理解: 「民泊OK」と明記されており、オーナーが民泊事業に前向きな姿勢であることがわかります。

  • 駐車場付き: 郊外という立地を考慮すると、駐車場があることは非常に大きな強みです。車で移動するゲストをメインターゲットにできます。

  • 広い間取り: 4DKという間取りは、ファミリーやグループの宿泊需要に対応しやすく、利用人数を増やすことで客単価を上げられます。

 

悪い点

 

  • 駅からの距離: 最寄り駅から車で4分と遠く、公共交通機関をメインに利用するゲストの集客は難しいでしょう。

  • 築年数の古さ: 築43年と古いため、予期せぬ設備の故障や修繕費用が発生するリスクがあります。

  • 短期解約違約金: 1年未満の解約で家賃2ヶ月分、2年未満で家賃1ヶ月分の違約金が発生するため、事業撤退のリスクを考慮しておく必要があります。


 

運営した場合の収支シミュレーション

 

この物件の最大の強みである低コストを活かしつつ、立地の課題を考慮して収支シミュレーションを行います。

  • 設定条件:

    • 1泊あたりの平均単価: 12,000円(4DKの間取りと駐車場を活かしたグループ向け価格)

    • 年間平均稼働率: 35%(駅からの距離を考慮し、現実的な水準を設定)

    • 年間運営日数: 365日

    • 年間家賃・管理費: (6.9万円 + 0.6万円) × 12ヶ月 = 900,000円

    • その他年間運営費: 900,000円(清掃費、消耗品、予約サイト手数料など)

  • 収支計算:

    • 年間売上: 12,000円 × 365日 × 0.35(稼働率) = 1,533,000円

    • 年間経費: 900,000円(家賃・管理費) + 900,000円(その他経費) = 1,800,000円

    • 想定年間利益: 1,533,000円 - 1,800,000円 = -267,000円

このシミュレーション結果は、年間で約27万円の赤字になる可能性が高いことを示しています。家賃が非常に安いというメリットがあっても、駅からの距離による集客の難しさが、収益性を大きく圧迫する結果となりました。


 

この物件で民泊を成功させるには?

 

この物件で民泊事業を成功させるには、赤字を回避するための徹底した戦略と、ゲストの満足度を高める工夫が不可欠です。

  • ターゲットを明確化: 車で移動する国内のファミリー層や、近隣のゴルフ場、レジャー施設を利用するグループに特化し、特定の層から選ばれる物件を目指します。

  • DIYで魅力を高める: 「DIYOK」というメリットを最大限に活かし、他の物件にはないユニークなコンセプトの内装に仕上げます。例えば、子供向けの遊び場やバーベキューができる庭を設けるなど、付加価値を高めます。

  • 費用削減の徹底: 運営コストを徹底的に削減することが収益改善の鍵となります。清掃を自分で行ったり、消耗品を安価なもので統一したりするなどの工夫が必要です。