物件情報
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住所: 千葉県千葉市中央区松ケ丘町
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交通: 京成千原線「大森台」駅 徒歩8分
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賃料: 4.4万円
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管理費等: 4,000円
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敷金/礼金: なし / なし
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面積/間取り: 23.09㎡ / 1K
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種別/階数: アパート / 2階建(最上階に空きあり)
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築年数: 築9年8ヶ月
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特記事項: 民泊相談可、敷金礼金ゼロ、築浅、バス・トイレ別
民泊適正評価
この物件は、初期投資を抑え、特定のターゲット層に絞り込んで民泊事業を行いたい方にとって、魅力的なポテンシャルを秘めています。
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良い点:
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初期費用が格安: 敷金・礼金がゼロのため、事業開始時の金銭的負担を大幅に軽減できます。
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駅からの好アクセス: 駅まで徒歩8分という距離は、観光客やビジネス客にとって大きな魅力です。
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築浅で設備が充実: 築10年未満と新しく、バス・トイレ別、システムキッチン、浴室乾燥機など設備が充実しており、ゲストに快適な滞在を提供できます。
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都心へのアクセス: 京成線を利用すれば、都心や京成沿線の観光地へのアクセスも良好です。
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悪い点:
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「民泊相談可」: 大家さんとの交渉が必要であり、民泊利用が許可されない可能性もあります。
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1Kという間取り: 収容人数が限られるため、宿泊単価を上げにくく、売上の上限が決まってしまいます。
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プロパンガス: 都市ガスよりも料金が割高になる場合が多く、ランニングコストに影響します。
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短期解約違約金: 契約期間内に解約する場合、違約金が発生するため、事業撤退の際に費用がかかります。
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契約前に確認するポイント
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民泊利用の可否と条件: 最も重要な点です。メッセージや電話で民泊利用の交渉を行い、許可された場合は必ず書面で条件を確認しましょう。
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プロパンガス料金: 料金体系を事前に確認し、光熱費の想定を立てましょう。
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短期解約違約金: 1年以内の解約で家賃2ヶ月分、2年以内の解約で家賃1ヶ月分の違約金が発生します。事業計画を立てる上で、リスクとして把握しておきましょう。
周辺地域の平均稼働率
千葉市は東京に近いベッドタウンであり、観光客やビジネス客の需要が一定数見込めます。特に、ディズニーリゾートや幕張メッセといった観光・ビジネス施設へのアクセスも考慮すると、**年間稼働率は40%〜50%**と想定するのが現実的です。
運営した場合の想定年間利益
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想定年間売上:
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1Kという間取りから、宿泊単価を1泊6,000円、定員を2名と仮定します。
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年間稼働率45%と仮定: 365日 × 0.45 = 約164日
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年間売上: 6,000円 × 164日 = 約98.4万円
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想定年間経費:
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年間賃料(4.4万円 × 12ヶ月): 52.8万円
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年間管理費(4,000円 × 12ヶ月): 4.8万円
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運営管理費(売上の20%と仮定): 98.4万円 × 0.2 = 19.68万円
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光熱費・インターネット費など: 月1.5万円と仮定 = 18万円
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その他費用(保険、消耗品、清掃費など): 10万円
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合計経費: 約105.28万円
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想定年間利益:
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年間売上(98.4万円)- 年間経費(105.28万円)= 約-6.88万円
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注意点: 上記は初期費用は含んでいません。
想定利益をさらに高めるためのアイデア
この物件は、稼働率や宿泊単価を高めるための工夫が必須です。
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ターゲットの明確化:
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赤字リスクを考慮し、宿泊以外の事業を積極的に検討しましょう。 民泊だけでなく、マンスリーマンションや長期滞在者向けに特化することで、安定した収益を確保できます。
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付加価値の提供:
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東京観光の拠点としての利用をアピールしたり、リモートワークに対応したデスクを設置するなど、付加価値を提供することで、単価を上げられます。
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集客チャネルの多様化:
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複数の民泊サイトへの掲載や、SNSでの情報発信を積極的に行い、集客力を高めましょう。
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