【物件情報】
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住所:香川県高松市桜町一丁目
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最寄り駅:琴電栗林駅 徒歩1分
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家賃:民泊・事務所利用時 47,000円(税込)
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敷金:2ヶ月(ペット飼育の場合も同様)
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礼金:なし
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間取り:4DK(広さ詳細不明)
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駐車場:なし(近隣に月極駐車場あり)
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ペット相談可
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バルコニー・ウッドデッキあり
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室内洗濯機置場、ドレッサーあり
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リフォーム相談可
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貸主:株式会社カンガルー(インボイス登録済)
【民泊適正評価】
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立地:★★★★★(駅徒歩1分は非常に魅力的、交通至便)
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建物:★☆☆☆☆(築年数・耐震状況不明、写真から見ても古さが目立つ)
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賃料:★★★★★(家賃は破格。月4.7万円でこの立地は希少)
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周辺環境:★★★☆☆(栗林公園が近いが、観光動線からやや外れる点はマイナス)
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総合評価:★★★☆☆
※家賃の安さは大きな魅力だが、建物の古さ・駐車場なし・立地の微妙さ(駅は近いが観光エリアとは距離あり)が課題。
【契約前に確認するポイント】
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建物の築年数と耐震基準適合状況(古い木造なら耐震補強必須)
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給排水設備・電気容量の現状確認(リフォーム済内容も要確認)
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消防法対応状況(民泊用途で許可を取るには改修が必要な可能性あり)
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駐車場の確保(家族旅行・レンタカー客向けに重要)
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民泊用途での契約条件(貸主との事前書面確認を徹底)
【周辺地域の平均稼働率】
高松市の民泊平均稼働率は約45〜55%前後。
特に郊外や観光動線から外れるエリアは稼働が安定しにくく、平日稼働はかなり低め。栗林公園周辺は観光地ではあるが、徒歩圏内の商業施設や駅周辺宿泊需要はそこまで高くない点に注意。
【運営した場合の想定年間利益】
【収益モデル(仮定)】
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平均稼働率:50%
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1泊単価:6,000円(戸建民泊としては低め設定)
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月間売上:6,000円 × 15日 = 90,000円
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年間売上:約1,080,000円
【年間支出】
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家賃:564,000円(47,000円×12ヶ月)
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運営経費(清掃・光熱費・OTA手数料等):約400,000円
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その他経費(Wi-Fi・消耗品等):約50,000円
【年間利益】
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収支:1,080,000円 −(564,000円 + 400,000円 + 50,000円)= 約66,000円の黒字
※稼働率が40%以下に落ちると、すぐに赤字転落するリスクがあります。
【改善案】
もし利益が出にくい場合は、次のような工夫が必要です。
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リフォームで付加価値を上げる:おしゃれな和モダン・ペット専用設備・ウッドデッキの有効活用
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ペット民泊として特化する:ペット可の宿泊施設は高松市でも希少で、競合が少ない
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長期滞在プランの導入:香川は長期旅行者やビジネス滞在も一定数おり、閑散期対策になる
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地域密着型のマーケティング:うどん巡りプランや栗林公園周遊プランを用意し、地元観光を絡めた差別化を図る
【結論】
この物件は「超低家賃」と「駅徒歩1分」の魅力が際立つ一方で、建物の古さ・設備不明・観光動線からやや外れる点がネックです。
家賃の安さで安易に参入すると、思ったよりも集客に苦しむ可能性があります。
駐車場がないため、レンタカー利用者には敬遠されやすく、平日や閑散期の稼働をどう確保するかが勝負の物件です。
結論:ローリスク・ローリターン。民泊初心者には面白いが、しっかり稼ぐには工夫が必要な物件。