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大阪市城東区鴫野|民泊相談可|家賃6万円・古民家戸建て賃貸物件のリアル評価

物件情報

  • 物件名:大阪市城東区東中浜1丁目 一戸建て

  • 所在地物件詳細はこちら

  • 最寄り駅

    • JR片町線 鴫野駅 徒歩9分

    • おおさか東線 鴫野駅 徒歩9分

    • 大阪メトロ今里筋線 鴫野駅 徒歩9分

    • 大阪メトロ中央線 緑橋駅 徒歩12分

  • 間取り:6DK(98.95㎡)

  • 家賃:月額6万円(初月無料)

  • 築年数:築69年

  • 特徴

    • 敷金・礼金ゼロ

    • ペット可

    • DIY・リフォーム自由(現状回復義務なし)

    • 民泊・旅館業・シェアハウス相談可

    • コインパーキング徒歩1分


民泊適正評価

項目 評価
立地 ○(JR・大阪メトロ複数路線利用可、アクセス良好)
家賃 ◎(破格の6万円、初期費用激安)
建物状態 ×(築69年、老朽化リスク大)
改装自由度 ◎(リフォーム・DIY自由)
民泊許可取得 △(消防設備なし、追加投資必要)
総合評価 ★★★☆☆(低コストだが、相応の改装費を要する物件)

契約前に確認するポイント

  • 管理会社と現地確認必須。古い建物のため、雨漏り・床の傾き・配管劣化・シロアリ被害の有無を事前に確認。

  • 民泊運営には消防設備の設置が必須。現状は未設置のため、自己負担で設置が必要。

  • 短期解約違約金(2年未満は家賃2ヶ月分)あり。初期費用が安い反面、途中解約時のコスト負担が大きい。

  • 現状回復義務はないが、民泊で稼働するには最低限のリフォームは不可欠。

  • 周辺の民泊規制(住民トラブル・迷惑防止条例など)も事前確認が必要。


周辺地域の平均稼働率

  • 大阪市城東区の民泊平均稼働率:65〜75%

  • 中小型物件・簡易宿泊施設の場合:約60〜70%


運営した場合の想定年間利益

 

収支シミュレーション(民泊運営時)

  • 宿泊単価:12,000円(6〜8名宿泊可と仮定)

  • 平均稼働率:60%(築古・郊外立地を考慮)

  • 月間売上:12,000円 × 0.6 × 30日 ≒ 216,000円

  • 年間売上:約259万円

年間支出

  • 家賃:6万円 × 12ヶ月 = 72万円

  • 清掃・光熱費・手数料等:月約6万円 × 12ヶ月 = 72万円

  • 消防設備設置費用:初期50〜100万円(仮に5年償却で年20万円)

  • 雑費・固定資産税(借家でも負担する場合あり):年5万円

年間支出合計:約169万円(消防費用含む)

想定年間利益

売上 約259万円 - 支出 約169万円 = 年間利益 約90万円


想定利益が低い場合の改善アイデア

  • DIYとペンキ塗りで低コストリフォーム

    • 外注せず自分で修繕することで、初期費用を極限まで圧縮

  • ファミリー層・ペット連れ旅行客に特化

    • ペット可民泊は大阪市内でも希少。ペット向けアメニティを充実させ、競合との差別化を図る

  • 月貸し・長期滞在プランを積極展開

    • ワーケーションや単身赴任者向けの30泊以上プランで安定収入を確保

  • イベント時の価格調整

    • 大阪万博・京橋イベント時には価格を引き上げ、短期的に収益アップを狙う


総評

 

この物件は家賃が極めて安く、初期費用が抑えられる点が最大の魅力ですが、築69年という老朽化リスクを軽視してはいけません。現状回復義務がないとはいえ、民泊で集客できる最低ラインに持っていくには、相応の改修コストが発生します。

また、消防設備設置は必須条件であり、これを怠ると民泊営業は不可能です。低リスク物件に見えて、実は隠れた初期投資が必要な「中級者向け」の案件です。

「DIYが得意」「自主管理できる」「リフォームコストを抑える自信がある」という方にはチャンスのある物件ですが、民泊初心者・フル外注依頼前提の方は避けた方が無難です。